家庭教師ヴォックス 家庭教師VOX

家庭教師ヴォックスは過去21年間、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の東海4県で家庭教師という仕事を通してたくさんのお子さんに出会い、接して、卒業させてきました。

家庭教師ヴォックス(VOX)

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こんにちは、家庭教師ヴォックスの前田成斗(ナルト)です。

GW連休も終了しました。毎年この時期には書くのです
が、この5月をダラダラで過ごすと、あとに響きます。
これまで勉強したことの復習にしっかり使いましょうね。

遊びに行ってもいいけど、勉強してから遊ぶ。

遊びに行った先でも、早起きして勉強してから遊びに行く。

「GWでめいいっぱい遊んだら、その後から頑張るから!」

が、実際に行われることはありません。

できもしない「先楽後苦」の約束はしないように。

「先苦後楽」こそが王道。ご注意下さい。

さて、先日、知人と話していてこんな話を聞きました。

歯が痛くて医者に行った。奥歯の銀歯をはめている箇所だ
ったらしい。

銀歯に強い圧がかかった際に、どうもおかしくなったとか。

ここから先、歯の症状の説明や言葉遣い、定義が正しいか
どうかはご勘弁下さい。

知人の話をそのまま再構成して書きます。

先生の話では、銀歯の下のわずかに残った歯が溶け出して
いると。

歯医者さんは「歯根を抜くしかないですね」と、そして
「GWもあるから、するならGW明けにでも」とおっしゃ
った。 

抜いたら、それとセットの噛み合わせの上の歯が下に落ち
てくるので針金で止める。

とまあ、こういう説明だったらしい。

で、治療が終わって、受付で「次はいつになるか」と問う
と、「抜くかどうかを決めてもらって予約を入れてくれ」
と言われたらしんですな。

そこで知人は

「抜くかどうかって自分で決めるんですか?」

って問い返す。

受付の人は少し困った様子だったそうですが、「そうみた 
いですね」とかなんとか。

知人はさらに「で、この痛いのはどうなるんですか?」と。
「GW中は我慢するの?」と問うと「じゃあ、薬を出して
おきましょう」となった。

薬屋さんに行ったら、2つ薬が出た。

聞くと、「痛み止め」と「化膿止め」らしい。

「痛み止め」はわかる、痛い時に飲むのねと。

で、「化膿止め」はいつ飲むの?と。

そもそも私の歯は化膿しているのか?と。

薬屋さんは、歯医者で何も言われなかったか?と聞く。

「言われていません」と言うと、「じゃあ、化膿止めは5
日間出ているので3日は続けて飲んで下さい」と。

ナルトがこの話を聞いたのは、この歯医者さんに行っ
て帰った後のことでした。

「歯ってさあ、自分で抜くかどうか決められないよなあ」と。

知人によれば、乳歯でもない歯を抜くというのは、この先、
何十年も生きていく上で、すごく大事なことのように思え
るんだが、それは大げさすぎなのか?とナルトに言う。

「ちょっと手間がかかりそうだから、GW中には触りたく
なかったんじゃねーか」と無責任なナルト(笑)。

長々と状況説明を書きましたが、ナルトは知人の話を
聞きながら、知人の深刻な表情とは別にこれって子供の勉
強と同じ感覚だなあと強く思ったのでした。

たとえば、

受験するかどうかは自分で決めなさい
志望校は自分で決めなさい
勉強を頑張るかどうかは自分で決めなさい...etc

特に、手間がかかる、言うことを聞かない、イマイチ成績
が振るわない、やる気がない子供たちに親は決定は自分で
しなさいとぶん投げる。

まあ、自分の人生なので自分で決めればいいっちゃいいん 
ですが、知人もそうなように、決める際の材料があんまり
与えられていないんですよね。

勉強に関しての材料とは、

勉強をどう進めたらいいのか
それはどれくらい頑張ればいいものかどうか
それは成果があるのかないのか
なんか協力してくれるのかどうか
助言やアドバイスは受けられるのかどうか
選択肢はいくつかあるのかどうか
しんどいのかそうでないのか
引っかかった時にどうすればいいのか...etc
 
親はある程度、子供には材料を与えていると思っている。

僕らが間に入って話すと、「それって前に言ったよね」
という言葉が出ているのがその証拠。

でも、子供にはそうした材料が全然入っていないんですよ
ね。

だから、子供からすれば「突然自分で決めろ!」とすべて
を自分に渡された感覚になって、ある意味ではパニックに
なって「じゃあもう勉強しない!」って決めたとか、わけ
のわからんことになっていく。

知人の歯医者の話に少し戻すと、ナルトはもう一件、
歯医者行ってみたらって言ったんです。

材料もなくて悩むくらいなら、別の歯医者に行って見立て
を聞いた方が早いしって。

で、別の歯医者に知人は行った。そこは10年ほど前に行
ったことがある歯医者。

電話で予約する際、症状を話したら、10年前のカルテを
見ながら話し、それは早めに来た方がよさそうですねと言
われ、「今日来られるなら今日来たら?」と言われた。

知人は、前の歯医者の「自分で決めろ」的な投げられ方に
不満を持っていたので、カルテ見ながら早めに来いと言わ
れるともう心が動いたみたいで、その日に行った。

その日の急な予約のため、「他の予約客を動かしてくれた
んだよね」とうれしそうに知人は言っていました。

で、行ったら、レントゲン撮って、症状の説明までは一緒。

違ったのはここからで、「歯根はできれば残してやりたい
ね」とか「抜かないでなんとかならないか」とか「溶け出
した歯を削る時に歯根の片方はだめになるかも」とか、と
にかくいろいろと検討してくれて話し合っていたそうなの
です。

最終的には歯は残す方針で治療が進められているようです
が、知人の感覚では、いろいろと検討してくれて、説明し
てくれた上でなら、たとえ歯を抜くことになっても良かっ
たのだと言うんですな。

たぶん、どっちの歯医者さんも同じような見立てだったん
だろうし、やることは一緒だったのかもしれません。

でも、患者に見えるような熱心な治療方針の検討や可能性
の話、患者自身が決められることと決められないことの区
別なんかが明確な方がやっぱり喜ばれる。

同じ事を思っていても、感謝されない歯医者さんと感謝さ
れる歯医者さんがいる。

家庭教師も同じで、子供から感謝されない先生と感謝される先生がいる。

それは、こうした事の違いなんじゃないだろうかと今回つ
くづく思ったのでした。

「頑張れ!」って言うけど、なにをいったいどれくらい頑
張れということなのかが子供にはわからない。

本当にわからないんですよ!

中学生になっても、そのことが全然わかっていない子供は
たくさんいます。

方針や可能性の検討や勉強のやり方のところで溺れている
子供は、家庭の中で親しか知り得ない。

「この子、バカ」と診断する前に今までのカルテを見て、
真剣に考えるべきことです。

「あなたのことだからあなたが決めなさい!」

この決め台詞を子供に投げかける際は、それまでにあらゆ
る可能性が検討され、方針や協力体制が実施され、確立さ
れた上で、初めて投げかけていい台詞。

決まれられる材料が「0」では決められない。

今まで頑張らせたこともなければ、成果も出したことがな
い子供に決めさせれば、決められるのは

「もうどうでもいい!」

ってことだけ。

検討する際は、どうして歯がこうなる前に何かしなかった
のかは言いっこなしですよ!

もう歯根しか残っていない。それが現状ですから、今ある
その地点からこれからを検討していけばいい。

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