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初めまして!家庭教師ヴォックスは過去21年間に渡り、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の東海4県で家庭教師という仕事を通してたくさんのお子さんに出会い、接して、卒業させてきました。

家庭教師ヴォックスの「帰宅後の優先順位はどうですか!?」(ナルトブログ)

 こんにちわ!

 家庭教師ヴォックスのお馴染みになりつつある前田ナルト(成斗)です。  

 今回の話は、これまでの復習も兼ねて読み進めてください。

 お時間がない方も後半部分にだけは必ず目を通して下さいね(^ε^)-☆

 小2 みくみくさん
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 いつもブログ、たのしく読ませてもらっています。

 今日は質問させてください。小2娘の勉強のことです。

 今日は、先生、日々の勉強について教えてください。

 学校帰ってきて、遊びに出かけ、夕飯を済ませた7時頃から勉強を
 するのですが、いつも眠い、眠い、と言います。

 勉強が終わると、けろっと起きているのですが、勉強になると、ほ
 んと毎日、眠い眠いです。

 たたき起こし、怒鳴りながらの日々なのですが、自分で自ら机に向
 かっていく、ということは、うちでは皆無です。

 これで普通なのでしょうか。

 もっと自発的に学習意欲、向上心のある子どもにする手段や手立て
 がありましたら、ご伝授ください。
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 みくみくさん、相談ありがとうございます。

 勉強になると「眠い眠い」となる。

 なにやら「うちもそうなのよ~」と声が聞こえてきそうです(^_^)

 子供たちが「自ら勉強に向かう」「眠くならずに勉強をする」だっ
 たら、親にとってはどんなにうれしいことか・・・

 親だけではありません。

 教える家庭教師側にとっても、黙って勉強する生徒ほどありがたいものはあ
 りません。ラクですから!! 

 ホント、天使です!

 ちなみに、みなさんは「天使」でしたか?

 小学校、中学校時代に自ら勉強に向かい、眠気にも打ち勝ちながら
 己を律し、勉強してましたか?

 空き時間にはテレビではなく、本を広げ、カンタンな学校の問題は
 サッサと済ませ、ワンランク上の問題に自ら自発的に挑戦しましたか?

 どうでしょう?

 まあ、大半の人はそうじゃなかった・・・・んではないでしょうか(^_^)

 だから、ナルトはいつも「みんなそうですよ」と言っているわ
 けです。

 眠かったら寝ちゃうし、自分から進んで踏み込んだ勉強をしないの
 が普通なんだということです。

 自分もそうだった。そして、カワイイわが子も同じ。

 親子そろってグータラ・・・

 あれっ、余計腹が立ってきましたか?

 不思議なもので、自分と同じだと腹が立つものです。

 かわいいからこそ心配で腹がたつ。

 でも、まずは子供の気持ちを理解してやること。そこからスタート
 して、解決策を探していくことです。

 でも、いるんですよ!

 「私はちゃんとやってた!」という方が・・・・・

 「自分からしないなんて私には理解できない!」という方がね...(◎_◎)

 ホント、立派です(^ε^)-☆というしかない。

 もしですね、「私はちゃんとやってた!」という方であれば、どう
 するか?

 ハイ!その場合はですね、自分と比べたらダメなんですよ。

 「この子はダメ、ほんとダメ、すごいダメ、めっちゃダメ」なんて
 ことになっちゃうから。

 その場合、「ちゃんとやっていたあなた」と「ダメな子供」を比べ
 るんじゃなく、
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 親になった「今の自分」と「自分の親」を比べるんです!!!
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 自分はちゃんとやっていたのに、我が子はしない!

 いったい「今親の私」と「私の親」は、何が違うんだろう?と。

 そうすると、「今の自分」はダメ! 「自分の親」はすごい!

 となります、当然。

 でもって、子供に「ダメ」という代わりに

 「私は親としてダメ、ほんとダメ、すごいダメ、めっちゃダメ」
 
 と自分に言ってみてください。

 「ダメ」って言われると結構辛いもんですよ…(;_;)

 言葉っていうのは不思議なんですが、自分が出した総量がそのまま
 ブーメランのようにいつかは返ってくるものです。

 負の言葉を子供にぶっかければ、それと同じ量だけ親の自分に返っ
 てくる。

 ウソかホントか!? 度胸がある方はぜひお試しください!

 さて、では、具体的に解決策を考えていきます。

 ご相談は、
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 帰宅 → 遊び → 夕食 → 勉強
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 この流れでは「眠く」なってしまうというお話でした。

 さて、どうするか?

 解決策、浮かびました!?

 ちなみに、今回の場合は、「翌朝に勉強」はおススメできませんぞ。

 なぜなら、「翌朝に勉強」にすると、
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 帰宅 → 遊び → 夕食 → 就寝 → 勉強
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 となり、今よりも「勉強」が先延ばしになるからです。

 いつも言ってますが、優先順位を考えてみることです。

 みくみくさんの帰宅後の優先順位はどうなんでしょうか?

 もし、優先順位が、
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 遊び → 夕食 → 勉強
-----------------------------
 であるならば、勉強ができなくてもしょうがないわけです。

 でも、優先順位が一番高い「遊び」は、ちゃんとできた(◎_◎)
 さらにご飯も食べた!

 でも、残念ながら、3番目の勉強まではいかなかった。

 これが優先順位です。

 勉強をさせたいのなら、順番を前にするしかないのです。

 そこで問題なのが、親の考える優先順位が
-----------------------------
 勉強 → 夕食 → 遊び
-----------------------------
 の場合の方。

 受験生などでしたら、「遊び」を削除するといった策もありになり
 ます。

 が、今の時期は、できれば友達とも学校から帰って5時までは遊ば
 せたいと。

 もしそう考えるなら現実問題として、
-----------------------------
 勉強 → 夕食 → 遊び
-----------------------------
 この順番で進めるのは無理があります。

 であるなら、もう自ずと解決策は見えてきます。

 そう、
-----------------------------
 遊び → 勉強 → 夕食 
-----------------------------
 この順番です。

 勉強したら、ご飯にありつける! 

 今どれくらいの勉強をしているのかわかりませんが、これなら自発
 的に勉強するかもしれませんぞ。

 一方で、「小2ですが、今毎日3時間勉強しています」となると、
 これまたチト話が複雑になります。

 例えば、遊びから5時に帰って、3時間勉強していたら、8時にな
 っちゃいますからね。

 それからご飯というのも遅くなるし・・・
 これに習い事が入ると、もうグチャグチャ・・・・・

 そうなると、応用が必要ですぞ!

 つまり、勉強の優先順位は高い、でも時間的に前に持ってこれない
 場合はどうするか?

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 遊びの前に勉強はさせる!
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 これは大前提。

 その上で、ポイントは、
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 順位は変えず、時間を変える
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 勉強の予定時間が3時間としても、一気に3時間全部をしなくても
 いイイ。

 例えば、学校から帰宅後、すぐに30分勉強をする。そして、遊び
 にいく。

 学校から帰って、なぜすぐに勉強をしないといけないのか?

 子供は不満に思うかもしれません。でも、それは遊びにいくためな
 のです。

 そして、遊びから帰ってから夕食までの間にも例えば30分勉強を
 します。

 「お腹すいたー!」

 という子供に対して、何と言いますか?

 もうおわかりですね(^_^)

 「おいしいご飯食べたいなら、勉強しなさ~い」

 と笑顔で言うのです。

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 遊び → 夕食 → 勉強
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 を
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 勉強1 → 遊び → 勉強2 → 夕食 → 勉強3
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 とすることで、どんな効果があると思いますか?

 これは、やった方じゃないとわからないことなんですが・・・

 まあ、時間的には「勉強1」「勉強2」よりも「勉強3」が一番長
 くなるでしょう。

 でも、子供の感じ方は間違いなく違います。

 勉強3の時間を減らすことで、寝る前に自由な時間もできるでしょう。

 今の生活よりも魅力を感じるのではないでしょうか? どうです!?

 一番の理想は、さっき書いた
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 勉強1 → 遊び → 勉強2 → 夕食 → 勉強3
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 ですが、友達との遊びを最優先にしたい場合は、
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 遊び → 勉強1 → 夕食 → 勉強2
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 でもいいでしょう。

 これにお風呂なんかが入ると、3つの小分けにすることも可能です。

 1日30分の勉強なら、小分けにする必要はなく、夕食前に30分
 ビシッと決めるのもいいでしょう。

 優先順位をしっかりつけて、勉強する時間と夜のスケジュールを考
 えて「○○の前に勉強!」をぜひやってみてください。

 少しせわしなくなりますが、同じ3時間でも子供の「感じ方」が違
 いますから。

 実は、このように勉強を小分けにするといったテクニックは、
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 「自ら勉強に向かう」「眠くならずに勉強をする」
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 に効果があるのです。

 早く遊びに行きたいから勉強する!
 ご飯食べたいから早く勉強をすませる!

 これって「自ら勉強に向かう」ということです。

 そして、小分けにした「勉強3」のときだって、眠くならずに勉強
 をすることができるようになります。

 なぜだと思います?

 それは、
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 すでにやりかかった勉強だから
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 これもやったことのない人にはわかりにくいですが・・・・

 すでに「勉強1」と「勉強2」である程度は勉強が進んでいます。
 もう手を付けているわけですから。

 すると子供たちは「あとこれをやれば終わるな!」というイメージ
 を持つことができるわけです。

 「さっさと済ませて自由にするか!」

 こういうイメージをいかに抱かせるか?

 イメージがわけば、前向きな発想になりやすく、眠くもならないと
 いうわけです。

 説明すると理屈っぽく、かつ実現が難しそうですが、勉強時間を小
 分けにして、まず取りかからせる、短時間で終わってお楽しみ。

 再度、短時間やって、再びお楽しみ。2回の小分け勉強で今日1日
 の全体のあとどこをやればいいのかをイメージさせる。

 一度やりかかったものであれば、最後まで仕上げないと違和感も出
 てくるようになります。

 そういった状態を親や家庭教師の工夫でどうやって作りだすか?

 受験期に長時間勉強となれば、こうやってやっていかないと、10
 時間とかを効率的にやることはできないですから。

 そういう意味で、これは、ハイレベルなんです。

 みくみくさんのお子さんの学年は、今がもっともできやすい学年で
 すから、今から取り組んでおかれたらいいですね。

 だんだん学年が上がるごとに生活の自由度はホントなくなってきま
 すから。

 

 家庭教師ヴォックスでは勉強のやり方を体験してもらってます。

 興味のある方はぜひホームページからご応募ください。

           

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