家庭教師ヴォックス 家庭教師VOX

初めまして!家庭教師ヴォックスは過去21年間に渡り、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の東海4県で家庭教師という仕事を通してたくさんのお子さんに出会い、接して、卒業させてきました。

家庭教師ヴォックス(親が隣で勉強を見ることについて)

こんばんわ!

家庭教師ヴォックス(VOX)の前田成斗(ナルト)です。

最近、ブログやFACEBOOKを見て相談のお電話を良く頂いてます。

この場を借りてお礼を申し上げます。

ありがとうございます!!

これからも教育業界や家庭教師業界を少しでも良くできるように

家庭教師ヴォックス一同、頑張っていきます(´∀`)

 

(最後にキャンペーン情報もあります。)

 

さてさて今回も長文ですが、よかったらお付き合いください。

 

小5 Tさん
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こんにちは。Tです。どうかアドバイス下さい。

小学1年から、息子の宿題、勉強と母親の私が横に付いてずっと
行ってきました。

その理由として、私が子供の頃、私の母親が完全な放任主義で、
宿題も勉強も一度も見てもらうことがなく、ひどい成績で卒業し
たことが原因で、自分の子供に過干渉になっているのではないか
と思います。

小学1年生から宿題と勉強にずっと付いてきましたが、息子が5
年生になってからは学校も塾も宿題が増え、平日は3時間以上、
日曜日はほぼ半日つきあってきました。

時間が長くなるにつれ、子供も途中でだれることが増えてきて、
私自身「キレないように」と呪文を唱えながらやってきましたが、
反抗期に入ってきた息子の「ふ~ん」、「あっそっ」などの言葉
や態度にブチキレてしまうことが多々ありました。

息子への暴言のみならず、ノートを引きちぎったり、椅子を投げ
たり、鉛筆を折ったりと、とても常識的な人間、母親とは言えな
いことを多々してきました。

息子の頭をはたいたことも何度もあります。

あの時の怒り?って、どうしようもない衝動でやってきて、その
後はすごい後悔でなみだなみだ。

その時、息子は「なんか悲しい」と泣いています。

さらに塾での懇談会の時に、成績がかんばしくないのは、私が横
に付いて宿題や勉強を見ているからだと指摘されました。

それから出来るだけ距離をおくようにしましたが、1人になると
何も手に付かないようで、挙句の果てにはキレ始めて、机の上を
鉛筆で真っ黒に塗ったり、いたずら書きをしたり、机をけり始め
るなど荒れ始めます。

結局私が付き、なだめて宿題をさせますが、結局また同じように
私がキレて最悪な状況になります。

ヴォックスさんを始めてから、家庭教師の先生と「きまり」を

一緒に決めて、塾のない日に算数の勉強特訓を30分やっています。

初めてまだ1週間ですが、本人も達成感を感じ始めているように思います。

ただ問題はその後の学校と塾の宿題・・

一体どうしたらいいのか分からず、「きまり」を行った後、結局
毎日最悪な状況になり親子で泣き、途方にくれています。

量の多い学校と塾の宿題は、親付きなのでしょうか?

それとも子供1人でやらせるべきなのでしょうか?

私の過干渉が原因なのでしょうか?

たいへんお忙しいところ恐縮ですが、アドバイスをよろしくお願い
します。
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Tさん、相談ありがとうございます。

ご自身のお母様の対応についての反省からお子さんの勉強に力を
注いでいらっしゃるTさん。

いつも「キレないように」と呪文を唱えても
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息子の「ふ~ん」、「あっそっ」などの言葉や態度にブチキレてし
まうことが多々ありました。
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だそうです。

相談からもバトルの様子がよくわかります。

まず「過干渉か?」については、言葉の定義があいまいのままで
は、言葉のみが独り歩きしてしまいます。

Tさんが考える「過干渉」とナルトが考える「過干渉」、
そしてこれを読んでくださってる皆さんが考える「過干渉」が

それぞれがなんとなく違うイメージのままでこの話を「過干渉かどうか」

で進めていくことは危険な感じがするのです。

たとえば、「過干渉」と「過保護」について、きちんと定義を分
けて考えているか?

Tさんがしていることはもしかして「過干渉」ではなく「過
保護」かもと考えたことはありますか?

今はTさんが実際にしていることをとりえず「過干渉なのか?」
と仰っている段階です。

ぜひ言葉の定義とご自身がやっていることをしっかり整理して
おきましょう。

今回のように家庭教師ヴォックスに相談する場合もそうですし、

塾の先生に相談する場合もです。

「過干渉気味なんですか、やめたほうがいいですか?」と聞かれ
れば、多くの方が「やめたほうがいいでしょう」と答えるのでは
ないでしょうか。

で、Tさんが考える「過干渉」すなわち「勉強を見る」をやめ、
距離を置いた。

でも、それが過干渉に当たらなかったらどうなるのか?というこ
となのです。

「ウチは過干渉なので・・・」その定義は本当に当たっているのか
そこの検証がまず必要なのが今回の相談ですね。

自分にとってイイ答えが得られるかどうかは、実はそこにかかっ
ているとも言えますから、ぜひ考えてみて下さい。

たとえば、以前、精神科医のQ&Aがありました。

「過保護と過干渉」精神科医 佐々木正

というものでしたが、残念ながら現在はリンク切れになっています。

ここでは現在はリンク切れになっているものからその一部を紹
介しましょう。
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過保護というのは、本来ないと思いますが、仮にあるとしたら
子どもが望んでいることをやってあげすぎることです。

反対に過干渉は、子どもが望んでもいないことをやりすぎるこ
とです。

どちらも、やリすぎることですが、望んでいることをやりすぎ
ることと、むしろいやがっていることや望んでもいないことを
やりすぎることでは、大きな違いがあるように思えます」
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とありました。いかがでしょうか?

こんなフレーズもありました。
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過保護は自立の芽を育て、過干渉は自立の芽を摘む
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いかがですか?

「ウチは過干渉なので・・・」と自らが定義して話すからには、
その「過干渉」の定義、その方の定義がどうしても必要になる。

また、別のサイト(YAHOO知恵袋)では中学生自身が「親の過干渉」

について相談しています。


私は中学生なのですが、昔から親が過干渉で困っています。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1455445314


詳しくは読んでいただくとして、ここで相談されている「過干渉」
とTさんが考えている「過干渉」では随分差があるのではない
でしょうか?
 
たぶんTさんは「私はここまでは・・・」とお感じになると
思います。

「子供の勉強を見る」ことを「過干渉」とするなら、家庭教師ヴォックス

のスタッフの橋本家やうちの代表の間下家はもちろん、私達が知っている成績

がイイ子の親のいる家庭は間違いなく「過干渉」ということになります。

そして「子供の勉強を見る」イコール「過干渉」がダメというこ
とになれば、橋本家はダメだし、代表の間下家も、私達
が知っている成績がイイ子の親もダメで全滅になって、Tさん
に対してなにかをいう口を持つことができなくなるともなるわけ
です。

ただ、私達は、「子供の勉強を見る」ことを「過干渉」とは思っ
ていませんので、相談には答えちゃうわけですが・・・
 
Tさんが書かれているメールの内容から「過干渉である」かど
うかはわかりかねます。

まあ、塾の先生は「過干渉」と判断されたのでしょうが。

これは何度かここに書いていますが、もう一度書いておきます。

塾の懇談会では
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成績がかんばしくないのは、親が横に付いて宿題や勉強を見てい
るからだ
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と言われたと。何度か、似たような相談はありました。

「じゃあ、家で見ないけど、成績を上げてくれるのか?」

そう言ってもいいのか?
それが通るのか?

ということなのです。

塾の先生は、特に中学受験においてはあれこれと大量の宿題を出
すわけですが、家に帰っても自力ではできない子供たちを

「あなたが家に連れて帰って見てくれるのか?」

そうお願いできるなら、これほど楽なことはないわけで、親は少
々お高い授業料等をさらに上積みしてでも出すでしょう。

多くの方は、そうじゃないから困っているんです。

家でも親の手を借りずにスイスイ自分でできている子供もいます
が、80%はそうじゃない!!!!!!!!!

さっき授業で習ってきたのに、家では同じ問題ができなかったり
するんです。

親としては子供を塾にもう一度送りかえしたいですよ!

「宿題が家でスイスイできるようにしてから帰らせてくれ!」と。

でも、それはできないじゃないですか。
 
別に机上の空論で言っているんじゃない。

成績がイイ子の中には、親が横について勉強している子はいっぱ
いいます。だって家の中に入ってそれを見てきたんだから。
 
私達家庭教師ヴォックスの勉強方法は正確には私達が生み出したのでは
なく、「親が子供の横について勉強している成績がイイ子がいる
家庭」でやってきたことや「自分たちが学生時代にやって成功してきた方法」

を伝えているだけなんです。

「教えてもらった」こと、「見て盗んできた」ことを、私達が実
際に子供たちや親に試してみて、それから家庭教師のスタッフに研修で、お伝えしているわけです。

そういう子たちの親に塾の先生は何と言うでしょう?

「親が見ない方がもっと成績上がりますよ!」

なんて言うのか?

「○○か!」ってビンタされますよ。ホントに。

第一、私達も以前はそうでしたが、塾の先生は生徒たちの親がど
れだけ勉強にかかわっているかを知る術はありません。

家でどうしている、こうしているなんてことは塾の先生にとって
は関係ないですから。

「復習して来いよ」
「次回確認テストをするからな」
「テスト勉強をしっかりするんだぞ」

それで終わりで、そう言ってから家に帰って次に塾に来るまでの
過程なんて関係ない。

「ちゃんとやってきたか、どうか」そこだけなんです。

塾の先生にとっては。

ただ、なんとかくお母さんに会えばわかるものです。

あ~、この母ちゃんは熱心だろうな!?ってね(^_^)

熱心なお母さんで、子供の成績も優秀なお母さんに対しては「家
ではどんな風に勉強を見てますか?」なんて教えてもらうことは
あっても「勉強を見ないでください!」なんて言えるもんじゃあ
りません。

繰り返しますが、

「じゃあ、あなたが責任持って面倒見てくれるのか?」

って言われちゃいますから(◎_◎)

成績がイイ子の親には絶対に言えないんです!!!

でも、一方で、子供の成績が振るわないけど熱心なお母さんは、
たとえば自分からこう切り出します。

「家でも勉強見てますけど全然なんですよね...。」

塾の先生はニンマリですよ。

「それはダメですね。自分でやらせないと!」なんて。

自分でできりゃ、苦労なんてせんわ!
 
だから、ナルトは塾の先生に会ったら必ず聞くんです。

「お宅のシステムで偏差値60を取ろうと思ったら、家でどれく
 らい勉強したら取れますか?」って。

地方の個人塾なら知らないこともあるだろうけど、大手の塾なら、
この成績を取るのにどれくらい家で苦労しているかは、私達は
時間数で想像できる。

その時間数を聞くんです。

実際、あなたも塾の先生に聞いてみたらイイ。

苦労して今の成績を取っているなら、この成績を取るのにどれく
らい勉強して取るものなんでしょうかって。

先生によって答えは全然違うハズです。

もう1つ、何回くらい繰り返してやったらいいでしょうかも、聞
いてみたらイイ。

あなたがかかっている時間数に近い時間を、繰り返し回数を言え
た先生がいたなら、信用してもイイ。

でも、なかには

「そんな時間じゃあ点数なんか取れないよ!」

って答えを平気でいう先生もいる。

別に非難しているわけじゃないです。かつてはナルトもそう
だったわけですし。

でも、塾から帰ってのテストまでの家庭学習を生徒や我が子で見
たら、塾の先生がいかに「お気楽ゴンタ君」かがよーーくわかった。

立場が違えば、そういうものです。

少し長くなりました。

「過干渉」についてと塾の先生の見解については、これくらいに
しておきます。

ハイ、ではTさんの相談について少し話します。
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小学1年から、息子の宿題、勉強と母親の私が横に付いてずっと
行ってきました。


その理由として、私が子供の頃、私の母親が完全な放任主義で、
宿題も勉強も一度も見てもらうことがなく、ひどい成績で卒業し
たことが原因で、自分の子供に過干渉になっているのではないか
と思います。 

小学1年生から宿題と勉強にずっと付いてきましたが、息子が5
年生になってからは学校も塾も宿題が増え、平日は3時間以上、
日曜日はほぼ半日つきあってきました。
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小学校1年生からずっとそばに付いている、ハイ、多くの方がや
っています。特にヘンなところはありません。

5年生になってから「平日は3時間以上、日曜日はほぼ半日つき
あってきました」と。

ハイ、特に多い時間ではありません。中学受験をする家庭なら、
ごく普通の時間数だと思います。特に休日はもっと多い家庭もた
くさんあります。異常なし!

なので、過干渉うんぬんとは別の問題とナルトは考えます。

じゃあ、なにがいけないのか?

それは「成績がかんばしくないこと」ですな。

そばに長く付いているからダメなんじゃなくて、長くついてやっ
ているのに「成果が少ない」ことが大きな問題というか、その1
点だけが問題だと思います。

4年間でわかったことは、
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今のやり方は成果がでないやり方である
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ということ。

そばについて一生懸命やるのは今のままでいいとしても、成果が
出ていない「これまでのやり方」は変えなくちゃならないという
ことです。

今まで親子で「成果の出るやり方」をしてこなかった。なのに、
子供と距離を置いて「ひとりぼっち」にしたらどうなるか?

わかりますよね?

「距離を置くこと」は解決策にはならない!

逆に「成果」が出れば、すべてがほぼ解決する問題ではないかと
思います。

どうやったら成果が出るのだろう? その1点だけを考えてやっ
ていくことが大事。

成果のないことを小学校の1年生から4年間も続けたら、どんな
に我慢強い親でも、
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息子への暴言のみならず、ノートを引きちぎったり、椅子を投げ
たり、鉛筆を折ったりと、とても常識的な人間、母親とは言えな
いこと

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をするようになります。

子供だって、成果のない「4年間の拷問生活」を続ければ、 
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キレ始めて、机の上を鉛筆で真っ黒に塗ったり、いたずら書きを
したり、机をけり始めるなど荒れ始めます。
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ようになる。

ごくごく普通の過程をたどって今の現状があるとナルトは思
います。

ナルトだって、4年間日々数時間のことをやり続けて成果が
なければグレる。確実にね。

当然じゃないですか。

だから、家庭教師VOXのナルトはまず30分でいきましょうと言います。

成果があるのかないのかわらからない、自信のないことをいきなり
3時間とかやらせると、子供のやる気の賞味期限が切れちゃう。

それは怖い。

「やっても無駄!」「どうせダメ」「やっても意味ないし」

そんな風に子供に思われたら、これは勉強だけじゃなく、他の習
い事だって、スポーツだって同じで、一番避けたいこと。

だから、最短の30分でまずはやってみて、成果を出して、成果
を確認してから、成果が出るとわかったのなら、10時間でもや
ればイイ。

いや、成果が出るとわかっているから、休日の10時間勉強だっ
て、イヤでもできるし、子供も付いてくる。

成果は親にとっても、子供にとっても、最高のご褒美なのです。

Tさんの場合ですと、ヒントがもう出ている。
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「きまり」を一緒に決めて、塾のない日に算数の勉強特訓を30分
やっています。初めてまだ1週間ですが、本人も達成感を感じ始め
ているように思います。
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ポイントは、
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・きまりを家庭教師と一緒に決めた
・30分やることにした
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この2つだけです。

宿題を「ただやる」。出されたものを「とりあえずやる」。

特に宿題が大量に出される場合、これらは「悪」「拷問」に転化し
やすい。

「とりえずやって」できるようになることなんてごくカンタンなこ
としかないですから。

いつも言うように100問を3時間で「とりあえずやる」くらいな
ら、30問を1時間で2回やる。

こっちのほうが時間数は少なくても成果は出やすい。

問題や単元にもよりますが、「はやく解ける」まで持っていくこと
が第一ポイント。

その場合、「はやく解く」のみにこだわって、汚い字、途中式の省
略、早くやれば間違っていてもいいんだろ!の態度は禁物です。

Tさんの家庭で、たった2つをすることで、なぜお子さん自身も
達成感を感じ始めたのでしょうか。

ぜひ考えてみてほしい。

あとは、学校と塾の宿題にも「イイやり方」を導入することです。

「イイやり方」を導入することで、「全部の宿題」ができなくなる
なら、先生に親が言ってあげたらイイ。

「頑張ったんですが全部できませんでした。ただやったところは、
 きちんとできるようにしましたので。申し訳ございません。」と。

子供に代わって謝ってやればよろしい。

「ただやる」「ただこなす」ことよりも達成感のある、成果のある
やり方をすべきではないでしょうか。

また、これはこれから考えてほしいのですが、

宿題をするときに
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・何から取りかかるかを子供の意思で決めていますか?
・制限時間は決めていますか?
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宿題だからといって最初の問題からダラダラとやる必要なんてあり
ません。10問あるなら解けそうな問題から取りかかればイイ!

家庭教師のヴォックスのナルト達は、生徒たちに厳しい反面、

いろんなことを自由に決めさせるのです。

例えば、宿題をさせるのも教科だけでなく問題を解く順番だって本
人がやりたい問題からさせます。

「全部自分で決めればいいんやから」と太っ腹なところを見せなが
らのしたたかな作戦です。

生徒「よし、これできた!あと9問!じゃあ次はこれやる!」

ってやるわけです。でもって、

ナルト「じゃあ、この問題は4分半な!」

と制限時間を提示します。

生徒は「ハイ、わかりました!」なんて言いませんぞ!!

「じゃあ6分で!」と値切ってくる。

ナルトは「はい、スタート!」ってキッチンタイマー

4分20秒にセットしてスタートさせます。

生徒はニヤニヤしながら

「短くなってんじゃん!」

と一人ツッコミを入れながら猛ダッシュで解いていきます。

生徒「できました!」
ナルト「はい、4分11秒!」
生徒「よっしゃー!」

こんな様子で宿題を進めていくわけです。

当然、後半に残す問題は苦手だったり難しい問題だったりします。

子供にとっては、できれば避けたい、やりたくない問題です。

そうなればやり方を変え、いきなり時間設定をして問題をやらせ
ずに、生徒に塾での授業の復習をさせたり、ノートを見させたり
して、まずは頭を整理させます。

「わからない」「難しい」となれば、親の出番です。

えっ、
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私が子供の頃、私の母親が完全な放任主義で、宿題も勉強も一度
も見てもらうことがなく、ひどい成績で卒業した
------------------------------------------------------------
から難しい問題はわからないって!?

ビッグチャンス到来ですよ!

子供の頃「ひどい成績」だったわけでしょう。

「わからない辛さ」「解けない苦しさ」ぜ~んぶわかりますよね。

子供の気持ち、すっごくわかりますよね。

だったらやっぱりビッグチャンス到来です。

「私も子供の頃、こういう問題、苦手だったのよねえ。すぐ答えを
 見ちゃったりして。でもね、それじゃあできるようにならないし、
 ずっとおもしろくないが続く。」

「一緒に考えようよ。まずは最初の例題から見てみる?」なんて。

「こうじゃない」「ああじゃない」と投げかける。

「いや、母さん、こうだよ」なんて子供から引き出せたらベリーグッド!

その上で、一度ゆっくり別の用紙に解かせてみて、大丈夫だと確信
したら「じゃあ、5分でやってみよう!」と所定の用紙に再度解か
せる。

「時間を計る」というのは成果の出るやり方に直結しますが、その
分子供たちにはプレッシャーになります。

少しでも時間が長くかかりそうだと、勝手にキッチンタイマーをリ
セットしたりして。

「いいんだよ。まずはできるようになってから時間計ったらいいん
 だから。」

自らが子どもだった頃を思い出せば、今の子供の気持ちなんてすぐ
想像できるでしょう。

宿題はあくまでも授業で習った内容を定着させることが目的。

ただ解くだけでは意味がない。

当然、2度、3度解く問題もあるわけです。

仮にですよ、テストの成績がすっごく悪かったとしましょう。

子供も意気消沈しています。

でも、その悪いテスト結果の中から、

「あっ、この問題、苦労して3回やったけど、ちゃんとできている
 じゃない!」

なんて見つけてあげられたらサイコーです!

家庭学習は成績を上げるためにやる。

でも、それだけじゃない。

親子の家庭学習における「秘密特訓」において「共有の頑張った財産」
を見つける作業でもあるんです。

スタッフの橋本先生の子供も、長男坊なんですが、小学校の時、

後ろから何番目かの「驚異(脅威)的」な成績を取って橋本に泡を吹かせたこ
とがあるのですが、目が回って、血圧が上がって、泡を吹きながらも、

「オイ、この問題、怒鳴り散らしながらやったこの問題、できてるじ
 ゃん!」

と実際に言ってやったことがあるらしいです。

脳卒中寸前だったけど、あのとき、テスト結果「のみ」で長男坊を叱
らなかったことが家庭教師ヴォックスの橋本の小さな誇りでもあるらしいです。

「オレ」と「お前」の共有の「頑張った財産」ですよね。

この財産は後ろから何番目かの「驚異(脅威)的」な成績を取ったから
こそ、できたもの。

その思い出は高校生になった今でも長男坊の中には生きており、折れ
そうになっても頑張るときの励みになっているらしいです(たぶん)。

受験には全く通用しないことだけど、でも生きていく上では、子供に
とっても、親にとっても、なくてはならないものなのです。

「父さん、やっぱりあれだよね」
「おう、男ならやっぱりあれだよ」

誰にも価値がわからない、親子だけでわかる価値と成果。

「成果」にもいろいろあるってことですよ。

一番わかりやすいのは、やっぱり「テストの結果」ですけどね。

親はいつだって子供の味方であってほしい。そうありたい!

ナルトはそう思っているんですが、どうですかね?

 

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夏休みまでの限定キャンペーンですからお早めにご連絡ください。

家庭教師ヴォックス・・・

http://t-vox.jp/