年齢が上がればわかるようになる?(家庭教師VOX)
こんばんわ!
家庭教師VOXの前田成斗です。
いつも読んでくださってる皆さん、応援ありがとうございます!
今日は相談が来た内容をそのまま掲載してみますね(*^。^*)
小4 ゆうき君のママ
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お世話になります。
うちの息子のことについて相談です。
息子は塾へも通っているのですが、先日、
四角形の面積の勉強をしました。
基本的な面積は求められるのですが、複雑な形の四角形(四角形
がいくつか合わさっていて、区切りながら計算していくようなも
の)の面積の求め方がイマイチ分かっていない様子だったので、
塾の先生に
「息子は複雑な面積の求め方が分かっていないので、次回もう一
度演習をお願いします。」
と言ったところ、
「小5、小6と面積の問題は出てくるので、だんだんわかるよう
になります。」
と先生に言われました。
そこで質問なのですが、今分かっていないのに、年齢が上がれば
分かるようになるものなのでしょうか?
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ゆうき君のママさん、いつも質問ありがとうございます!
算数の図形の応用問題ががイマイチ理解できないので、塾の先生
にお願いされ、
「次回、もう1度演習をお願いします」
と。
う~ん、積極的でいいですね!!
でも、先生からは、
「小5でまたやるので別に気にする必要はないですよ」
といった対応。
あららら・・・・
なんだか、出会った問題は逃したくないといったゆうき君のママさんの意
気込みと塾の先生との温度差を感じるできごと。
きっと、ゆうき君のママさん自身もそう思ったから
「今やらなくても大丈夫」
って本当なの??と先生のアドバイスに不信感をおぼえたのかも
しれません。
実際に、小5になったらできるようになるのかについては、この
あと考えていくとして、まずは塾の先生の発言の真意について考
えてみましょう。
今回のゆうき君のママさんのように、勉強に対して積極的な行動をする親
に対して、どうして
「小5、小6と面積の問題は出てくるので、だんだんわかるよう
になります。」
とコメントしたのか?
一般的な先生側の心情を予想しますと、
この2つが思い浮かびます。
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そんなこと、できないよ~!
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そんな問題じゃないだろう!
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の2つです(^_^)
まずは、1つめは、「そんなこと、できないよ~!」について。
今の塾が集団授業型であれば、「次回もう一度演習をお願いしま
す」なんてお願いされても、困っちゃう。
だって、次回のカリキュラムも決まってますから。
クラスの生徒みんなが躓いている問題なんかですと、その問題だ
けを再度演習なんてことは考えられますけどね。
それも、「基本」「標準」「発展」という段階でいえば、やって
くれるとしても、標準レベル問題まででしょう。
発展問題ができないからといって授業で再度取り扱うことは基本
的にないはずです。
集団授業において、1人の生徒のために「はい、いいですよ」な
んてカンタンに承諾することはできないのです。
塾の規模が大きくなればなるほど、先生の裁量で授業内容を決め
るのは難しくなることも知っておくべきでしょう。
逆の言い方でいえば、そうやってきっちりというか、強引にでも
カリキュラムを進むことが大事であることも知っておいてくださ
い。
よく生徒のレベルに合わせて進むというフレーズが使われるわけ
ですが、ナルトの経験上、生徒のペースに合わせて進んで良
かったためしはほとんどありません。
子供にとって1つ上のものをやるからレベルアップするのであっ
て、生徒の今に合わせて進んでいては進歩がありませんから。
中学受験や難関私立高校の受験などのレベルの高い、かつ、膨大
な量の勉強を一定の期限までにこなさないといけないものは特に
です。
それらを踏まえたうえで、ゆうき君のママさんの場合でしたら、やはり、
お願いをするならば、やはり個人的にお願いをするしかありませ
ん。
そして、その場合は、相手に極力負担をかけないフリをすること。
いいですね、「フリ」ですよ(^_^)
例えば、
「この手の問題がイマイチなので、類題を何問かいただけません
か?」
とお願いするわけです。
授業で補ってください!というお願いではなく、あくまでも家で
演習させたいので、プリントをください!という感じです。
これなら、先生は問題を準備するだけ(^ε^)-☆
「はい、わかりました」
となれば、こっちのもの。
親切な先生だったら解答もくれるかもしれませんが、できれば欲
しくありません(≧◇≦)
で、
「問題を家でやらせるので、答え合わせだけお願いしたいのです
が」
とこう畳み込んでいくわけです。
「あっ、はい」
こうくれば、あとはできない問題は「先生、この問題わかりませ
んでした」と質問できるわけです。
いつも言っていることですが、「お願い」する場合、くれぐれも、
言ったこと、約束したことは、キッチリやらせる親だなという印
象を持ってもらうことが大事です。
一方的なお願いは意味がありませんから。
お願いして、約束して、それをやってこそ、次につながるわけで
すからね。
もし個別指導であれば、話は反対で、進度は自分で決めることが
できますので、気が済むまで演習を繰り返すことだってできます。
ただし、その分そのあとはペースを上げることも忘れないことで
す。
つまり、塾の先生の事情も考えて、お願いをしないといけないワ
ケです(^_^)
さて、続いて、先生側の心情を予想の2つめ、
「そんな問題じゃないだろう!」について。
ゆうき君のママさんの場合、いつもお子さんの勉強を側で見ていらっしゃ
るでしょうから、以下の点については、該当しないと思いますが、
非常によくある例なので、話をしておきます。
親から相談やお願いをされたとき、先生が
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そんな問題じゃないだろう!
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こんな風に思うことってよくあります。
つまり「違うやろ!」とツッコミを入れたくなるとき(^_^)
どういうことか?
例えば、基本問題も理解できてないのに、「うちの子、どうも応
用力が苦手なんです」と真剣な面持ちで相談に来られたとき。
「そんな問題ちゃうやろ!」
塾の先生にこんな風に思われてしまうのは、非常にマイナスです。
先生は「そんな問題ちゃうやろ!」と言いたいのですが、お客さ
んにそうハッキリとは言えないものです(^_^)
そんなときには、
「今はやらなくても大丈夫ですよ!」
といったコメントになるだということも知っておいてほしいもの
です。
つまり、積極的にお願いしたけど、塾の先生からは、子供の状況
を把握できてない親というレッテルを貼られることになります。
せっかく、相談に行っても墓穴を掘ることになりますから。
逆に、的を得た相談をしに来た親ですと、「こっちもしっかり指
導せねば」といった良いプレッシャーを与えることになる。
「わかる親」には、しっかりと期待に応えた指導をすれば「感謝
される」ということを先生たちは知っていますから。
以上、先生側の心情から考えてみました。
ゆうき君のママさんの場合は、最初に書いた個別で対応してもらうことで
対応してもらう道を選択されたらいいでしょう。
同じ月謝でも親の対応、もっていき方で子供の面倒見も全然違っ
てきますので、ぜひ塾を最大限に活用してほしいところです。
さて、最後に、ゆうき君のママさんの質問、
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今分かっていないのに、年齢が上がれば分かるようになるものな
のでしょうか?
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について、書いておきます。
答えは、
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そんなこともあります!
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なんですね。
極端な例ですが、親が今子供の勉強をそばでみれば、テキストの
最初にある例題がなぜそこにあるのか?について、よく理解でき
ると思うのです。
よく問題を読んでみなさい!親はみなそう言います。
だって、問題にヒントが書いてあるから!
でも、子供には伝わらない・・・・
わからない!と問題を読む前に言う。ですよね?
昔、難しいと思っていた問題が今なら当時よりもちゃんと意図を
理解して納得できたりとかする。
これって、なにかを猛勉強したから昔よりも良くわかるわけでは
なく、大人になっていく時間の経過の中で誰でもなるものです。
できなかった問題は、できないのが普通なんですが、時間が経つ
とサラッと理解できることがあるのは事実です。
これは、カンタンにいえば、その後の単元を勉強することで、
「あ~、あれと同じやな」と自分なりに収まりがつくから起こる
現象です。
大人が子供よりも理解力があるのは、時間の経過の中での経験の
蓄積や知識の貯金ができ、知っていることが多くなった結果です。
だから、子供でも、のちにやったら、サラサラできるという事実
は現にあるわけです。
それと、精神的な問題もあります。
図形、嫌い!!!
こうなっちゃうと、頭の思考回路がストップして、できてた問題
ですらできなくなってしまう。
そうなったら?
理解する → できる・解ける
という道筋が労力から考えても、効率から考えても理想なわけで
すが、理解できないなら、とりあえず暗記しちゃう。
もちろん、答えだけではなく、途中の式もまとめて。
これは、
できる・解ける → 理解する
というように理想の道筋とは逆になってしまうわけですが、それ
をやっておいて、時間の経過とともに、「あーー、そういうこと
か」となるようにしてもいいのです。
これもさっき書いた蓄積の1つですから。
暗記するのもイヤって!?
それなら、それぐらいだったら、もう一旦やめちゃうわけです。
別に、来年まで待つ必要もなく、長期の休みなどに再チャレンジ
する。
基本的な事項だけは押さえておいて、先延ばしする。
今日は調子いいなと思ったら、そっと差し出しチャレンジするの
もいいでしょう。
こうやって、親が管理することでどこまで押さえるかのタイミン
グを見て、ここぞと思うタイミングで子供の頭に収めてやる。
これが、「家庭教師VOX技」なんですな!
えっ、タイミングが難しいって!?
はい、難しいですよ、非常にね(^_^)
大切なのは、止める基準だと思うのですが、
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嫌いにならない程度
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を意識することです。
蓄積を優先してガンガンやらせるのはいいのですが、母ちゃんと
はもう一緒に勉強しない!なんて言われたら、子供の頭にきちん
と収める機会を永遠に失うわけですから。
えっ、キライにならない程度といっても、全部キライで、それじ
ゃあ勉強が進まないって!?
・・・・・・・・
そういわれても、ヤッパリ言えるのは、
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嫌いにならない程度
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あえて言うなら、子供の今の現状よりは1段階上で、全部をやる
わけじゃない!
テクニック的にいうと、AレベルとBレベル問題はやって、Cレベル問
題はやらないということになるのですが・・・
あいまいな表現で申し訳ないのですが、あとはトライ&エラーし
かありませんから!
家庭教師ヴォックスでは塾で対応してもらえない部分のサポートや
、やる気のない子にやる気を持たせるのが大得意な先生がたくさんいます。
もし当てはまってる方がいれば、家庭教師VOXまでお問い合わせください。
家庭教師ヴォックス・・・