家庭教師ヴォックス 家庭教師VOX

初めまして!家庭教師ヴォックスは過去21年間に渡り、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の東海4県で家庭教師という仕事を通してたくさんのお子さんに出会い、接して、卒業させてきました。

家庭教師VOX(ノートに書く字について丹羽っちより)

こんばんわ!

家庭教師ヴォックスの丹羽です。

「にわっち」と呼ばれています(*^。^*)

今回は指導報告書であった家庭の相談内容を僕が書かせて頂きますね!

 

中2・・・名古屋市S・Hさん
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今回は中2の娘のことで相談があります。

娘とは小学生のときから一緒に勉強をしてきました。

娘自身、私と勉強することに抵抗はないようで、中学生になって

からもこれまで通り親子で勉強を続けております。

しかし、最近はケンカが絶えません。中学生になっての反抗期と
いうよりも私の気がすまないことが原因です。

しょうもないことですが、ノートの取り方がどうにも気に入りま
せん。

中2になってですが、字がうすく、ていねい過ぎるというか・・。

ていねいに書いてきてるのはわかりますが、授業の内容を聞くと
どうもよく理解していないような。授業を聞くよりもノートを書
くことに専念してるふしがあるというか。

娘の性格は几帳面というよりかは、こだわりがあり頑固という
か・・・。

自分なりのブームがあるみたいでその時その時で字も雰囲気が変
わります。

今のノートの字はきれいで読みやすいだろうけど、薄いのはなん
で?と思わず指摘するのですが聞こうとしません。

一緒に勉強するとも同じで、ヒョロヒョロした小さく、薄い字を
ゆっくりと書きます。

中学生なんだからあまり細かいことを親が言うのもよくないと思
うのですが、最初にヴォックスの指導員さんが来られた時にノート

の字は濃い方がいいとおっしゃっていたことも気にかかります。

もっと速く書けないの!というと「これがいいの!」という始
末・・・

難しい年頃の子供にどのように対応したものか、ご教授いただけ
ないでしょうか?
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S・Hさん、相談ありがとうございます。

中2の娘さんの「ノートの字がうすいこと」が気になっていると
のこと。

まあ、誰しも字の大きさ、濃さ、形など自分なりにブームがある
ものです。

丹羽っちが中学生のときには、妙にカクカクした「角ばって、
小さい字」がマイブームだったわけです。

S・Hさんが指摘されるように、書くのは確かに遅かったで
す。

だって、もともと自分の書き方じゃないわけですから。めちゃく
ちゃカクカクなるよう意識して書くわけですから、ゆっくり丁寧
にがモットーでしたね(^_^)

そして、授業後にカクカクした字がきれいに並んだノートを見つ
めてうっとりするわけです。「お~、芸術だー!」ってね(>_
<)

中学生ぐらいになれば、丸字の子、右方上がりの子いろいろいま
す。

ある生徒は、クラスの賢い奴の字を真似てるんだと言ってました。

字を真似たら、成績も上がるかも!って思ったそうです。

気持ちはすごくわかります!(成績が真似られなかったのは残念
ですが)

なぜか?

その生徒の場合、書くのが遅かった。

真似しているクラスの賢い奴は「書くのがめちゃくちゃ速い」わ
けです。

ノートをとるのも、問題を解くのもスピードは命です。

正確に、いかに速く書くか。

よく、勉強している子供たちのそばで

「もっと速く!」
「もっと丁寧に!」

なんて言うと、

「両方は無理!」

なんて率直な意見が返ってくることがあるわけです。

本当に、速く、丁寧には無理なのか?

でも、無理ではありません。

意識して練習すれば、誰だって速く丁寧に書くことができるよう
になります。

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・速く書く
・丁寧に書く
・濃い字で書く
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この3つにこだわります。

S・Hさんのお子さんのような「うすい字」は決して許しません。

シャーペンの芯が「2H」を使ってる生徒を見つけたら、こっそ
り「2B」の芯に交換したりしてね。

本人たちもビックリします。

「うわぁ、何この濃い字!!」ってね(◎_◎)

何ゆえに「字」にこだわるのか?

それは、子供たちが書く解答は、子供たちの頭の中と同じだと丹羽っち

は思っているからです。

頭の中がシンプルにまとまっているときに書く解答は、式だって
記述だって短くシンプルになる。

頭の中がゴチャゴチャのときの解答は、いくつもの意味の通じな
い式を書いてみたり、ヒョロヒョロの自信なさそうな字になって
いたり・・・。

もちろん、濃い字を書きさえすれば、頭が整理できるのかといえ
ばそうではありません。

でも、濃い字を書くことで

「自分はこう思う」

という意見をハッキリさせる意思表示をさせることこそが、頭の
整理になる。

子供たちの解答は学校や塾の採点者たちへの「強い意思表示」で
すから。

読んでくれる相手がいるという前提を常に持つ。

「自分だけ読めればいいや」というのは自己満足になっても通用
しない世界ですからね、勉強は。

もちろん、正解だろうと、間違っていようと関係ありません。

不正解なら自分の書いた解答のどこが間違っていたのかを修正す
ればイイ。

別にきれいな字である必要はないのです。

採点する者が、ちゃんと読める字であること。

だから、
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・速く書く
・丁寧に書く
・濃い字で書く
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この3つなのです。

そういう意味で、やはりS・Hさんが子供に指摘している点
は、間違っていないでしょう。

しかし、正しいからといって、その「正しさ」を子供に伝えるた
めには、子供に言うことを聞かせるためには「コツ」が必要です。

正しい間違っているの議論を子供としても良い方向にはいかない
ですからね(>_<)

まず、

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子供の自由にさせる
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どんなノートを使おうが、どんな字でも、うすい字でも好きにさ
せます。

まあ、譲るわけですな、そこは。

ただし、遅いのだけはNGです。

ノートをとるだけで精一杯では、授業は聞いていませんから。

自由にしたいなら、練習させてでも速く書けるようにする。

それならOKです。

えっ、濃い字を書かせろと言ったじゃないか!?って。

ハハハ、この話には続きがありましてね。

自由にさせるというのは、学校や塾でのことなんです。

ちゃんと授業を聞いて、授業のお土産をしっかり持って帰れば自
由でいいのです。

どうでしょうか?
そのあたりでお子さんと話がつきそうですか?

もし親がそこまで譲歩して、それでも子供が一切の条件は飲めな
いと言うようでしたら、親子の力関係のバランスが壊れている可
能性が大です。

このバランスが壊れた親子関係ですと、学ぶ、一緒に勉強すると
いう、そもそもの雰囲気から怪しいことになります。

そうであれば、字だけでなく、「一緒に勉強する」ときも、言わ
れた通りにしないことが多々出てくるでしょう。

それはもう勉強以前の「勉強に対する姿勢」や「親子関係」の問
題になります。

その場合は、今引っ掛かっているのが「字」なだけで、子供から
すれば、もう「文句を言う」のはなんでもいいということ。

その見分け方は「とりあえず字のことは口に出さない」でおけば、
すぐわかるでしょう。

「2回目やろうか」って言えば、
「もう1回やってできたからしない!」とか

「ちょっと時間がかかったね」って言えば、
「仕方がないじゃない!ちゃんとやっているんだから」

なんて、1つ1つに口答えが返ってくるようになる。

これはもう「字の問題」ではないということなんですね。

しかし、S・Hさんの場合、
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娘とは小学生のときから一緒に勉強をしてきました。娘自身、私
と勉強することに抵抗はないようで、中学生になってからもこれ
まで通り親子で勉強を続けております。
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とありますので、そのあたりはクリアになっているのでしょう。

であれば、子供とは全面的に「100」か「0」かで争わずに、
自由にさせるところと自由にさせないところを区別する条件で子
供に対するのがイイと思います。

その分、家では指定のものを使います!(キッパリ)

丹羽っちの場合は、
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・ノートはA4
・シャーペンの芯は2B
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字は、濃い字で、丁寧に、速くですからね!

学校や塾と家の勉強を使い分けるのは、悪いことではありません。

むしろ、スイッチが入ってよろしい。

親子の勉強は、他とは違う「特別な時間」です。

ブームなんてクソくらえ!成果を出してナンボの時間ですから
(^_^)

時間計って、バァ~と解く。見直す必要のない頭の中をそのまま
書きだすノートです。

親は、

「テストのとき、どちらの字で書くの?」

なんていう気持ちで見てやったらいいでしょう。

「ほら、やっぱりテストでは家の字でいったのね!」

これでOKでしょ?

「字だけの問題」なのか、それとも「親子関係のバランス」の問
題にまで発展するものなのかの見極めが大事な問題です。

「ノートの取り方がどうにも気に入りません」のみで「特別で成
果を出す」親との時間をぶち壊さないようにしましょう。

まだできていないなら、外でのことと家でのことをしっかり区別
する。

スタートはそこからですよ!

 

家庭教師ヴォックスでは無料で体験授業や学習相談にも乗らせて

いただいております。

興味がある方は是非・・・http://t-vox.jp/