応用力が無いと嘆く前に・・・(家庭教師ヴォックス)
こんにちわ!
家庭教師ヴォックスの橋本です。
そろそろ学年末テストが終わって結果が返ってきてる頃だと思います。
さて、結果はどうでしたか?
この前、テレビで「落語でブッダ」というのをやっていました。
落語でブッダ ~落語がわかる 仏教が楽しくなる
https://www.nhk-book.co.jp/doraku/201312_mon.html
途中から見たのでちょっといい加減な記憶ですが、『縁起』という言葉
は【原因に「縁」って結果が「起」こる】という意味で【あらゆる出来
事が絡み合って世界は成り立っている】というような説明がなされまし
た。
このことはいまさら皆さんに言うまでもないことでしょうが、それに続
いてベトナムの禅僧・ティク・ナット・ハンという方のお話が出ました。
それについて書いてあるブログがあったのでそこから紹介します。
福聚山 本経寺「見えるもの、見えないもの」
http://temple.nichiren.or.jp/7031004-fukujusan/2012/06/id51/
------------------------------
「ここに雲が見えます」
ある僧侶が、一枚の紙を聴衆に示して、こう言いました。
はて?
聴衆は何も書かれていない一枚の紙を見つめながら、不思議な気持ちで
僧侶の言葉に耳を傾けます。
もしあなたが詩人なら、この一枚の紙の中に、雲が浮かんでいるのを、
はっきり見るでしょう。
なぜなら、雲がなければ、雨が降ることはありません。
雨がなければ、樹は育つことができません。
そして、樹がなければ、私たちは紙を作ることができません。
つまり、雲は紙が存在するためにはなくてはならないものです。
もし雲がなければ、この一枚の紙は存在することができません。
だから、私にはこの紙の中に雲が見えるのです。
------------------------------
テレビで聞いた話もこの話でした。
私たち家庭教師や親も「詩人」にならなきゃいけないんですね。
1枚の紙を見て他に何が見られるか、何を感じられるか?
1問の問題を見て他に何が見られるか、何を感じられるか?
「紙しか見えない」親が子供に教えれば、子供もたいてい紙しか感じら
れないでしょう。
だから「子供に応用力が・・・」と嘆くなら、それは全部ブーメランの
ように親に返ってくる話なのです。
本日届いた倉本さんの指導報告ではこうコメントされていました。
------------------------------
計算問題が応用力につながっているのですね。
------------------------------
倉本さんは「計算問題を見て応用力を感じた」、まさに「紙を見て雲が
見える」というティク・ナット・ハンさんの話に通ずるところでしょう。
親が気付かなければ、そこに家庭教師の先生などの外部の人が存在し、
親が気付かない刺激や指摘を子供にしてくれることで子供は親が持つ視点
以外のものを学んで親を越えていく。
あとはあなたのお子さんに誰がその視点を与えてくれるか?
「誰が?」のところを「親でしょ!」と言っているわけではありません。
それは各家庭がそれぞれ決めたらいいことだし、外部の力も大いに使ったら
いいと家庭教師ヴォックスは考えています。
勘違いしてほしくないのは、応用力をつけるのって楽しいことですから
ね。
いや、むしろみんな難しいことやりすぎ!もっと基本の問題をきちんと、
その本質を理解するべきだというのが家庭教師ヴォックスの考えです。
応用力って難しく考えないで、ラクしてミスが少なくなって速くでき
る!夢みたいな攻略法って考えたらいいですね。
家庭教師ヴォックスでは愛知、岐阜、三重の東海地区で大活躍中!