さあ、10月!白黒つけちゃいますよ!
こんにちは、家庭教師ヴォックスの三輪です。
皆さんご存知のように公立小中高校で『脱ゆとり』、いわゆる新学習指導要領が
小学校:2011年(平成23年)4月から
中学校:2012年(平成24年)4月から
完全実施になりました。
『脱ゆとり』とか新学習指導要領といっても、親の方の感覚でいえば自分たちの学生時代と同じところに戻ったという感覚でいいでしょう。
当たり前といえば当たり前ですが、「ゆとり教育」というなにげない言葉は入試問題の難易度を大きく作用するんですな。
中学校での2012年4月からの新学習指導要領により、数学は現在の中3生以降はこれまでの「数と式」「図形」「数量関係」の3つの領域から「数と式」「図形」「関数」、確率・統計に関する資料の活用「資料の活用」が新設され、4つの領域となりました。
つまり増えた。なにが増えたのか?
新学習指導要領実施により中学校で新たに指導することになった内容は・・・
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●印・・高校から中学校に移行する内容
◎印・・中学校で新規に指導する内容
○印・・中学校の学年間で移行する内容
中学1年
●数の集合と四則計算の可能性 ←高等学校「数学1」から
●大小関係を不等式を用いて表すこと ←高等学校「数学1」から(一部)
●球の表面積と体積 ←高等学校「数学1」から
◎簡単な比例式を解くこと
◎平行移動、対称移動及び回転移動
◎投影図
●資料の散らばりと代表値 ←高等学校「数学基礎」、「数学B」から
○関数関係の意味 ←中学校第2学年から
中学2年
○円周角と中心角の関係 →中学校第3学年へ
中学3年
●有理数と無理数 ←高等学校「数学1」から
●二次方程式の解の公式 ←高等学校「数学1」から
●相似な図形の面積比と体積比 ←高等学校「数学1」から
●いろいろな事象と関数 ←高等学校「数学1」から
●標本調査 ←高等学校「数学基礎」、「数学C」から
○円周角と中心角の関係 ←中学校第2学年から(一部、高等学校「数学A」から)
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これだけ増えたら入試問題の作り方のバリエーションはさらに多くなり、問題は難しくもできます。
図形の問題なんかは難しくなるよ~(ー_ー)!!
習うことが増えたらさまざまな組み合わせが可能になるので問題のバリエーションは比例で増えるんじゃなくて2乗で増えるくらいなもんでしょう。
ゆえにすでに書いたように公立高校入試における数学は3年前と比べても断然難しくなっています。「カンタンで絶対に落とせない問題」でさえ難しくなった。
こうした難易度が高くなったテストや入試、これは中学入試についてもそっくり当てはまりますが、問題選択と時間配分がものすごく重要になります。
取れる問題を的確に選択して確実に取る!
このテクニックは訓練しないとできませんから受験生は実力を蓄える勉強とともに入試対策として的確な問題選択と時間配分ができる練習が必要になります。これが入試演習の目的ですね。
こうした訓練は過去の入試問題とかを時間を計ってやり、答え合わせののちこの問題選択で良かったのか、この問題は捨ててよかったのか、この問題にこれだけの時間をかけても良かったのか、検証してまた試すの繰り返しが必要です。
家庭教師のヴォックスは受験生を応援しています。
さあ、10月!白黒つけちゃいますよ!明確にね!
家庭教師ヴォックス