家庭教師ヴォックス 家庭教師VOX

初めまして!家庭教師ヴォックスは過去21年間に渡り、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の東海4県で家庭教師という仕事を通してたくさんのお子さんに出会い、接して、卒業させてきました。

家庭教師VOXの新田からヒトリゴト

こんにちは、家庭教師ヴォックスの新田です。

先週土曜日12月6夜10時からのNHK Eテレの「SWITCHインタビュー達人達(たち)」に千日回峰行満行の大阿闍梨が出演されているのを見ました。

いろいろと思うことがあったんですが、いずれも個人的なことなのでここでは書きません。

1つだけ、今回出演されていた大阿闍梨・塩沼亮潤さんが以下のサイトに書かれたのと同じことを言っておられました。

1300年で2人のみ! 千日回峰行満行の大阿闍梨
http://number.bunshun.jp/articles/-/782076
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「小学校5年生の時、NHK比叡山の千日回峰行を満行された酒井雄哉さんの番組を見たんです。その時、直感的に『これをやりたい!』って思った。

小さい時に母親から『人のためになる人間になりなさい』と教育を受けてきて、いつか人々を救いたいという純粋な目標がありました。そのためには自分を極限まで追い込み、何かを得ないといけないと思っていたんです。

この番組を見て、半端なことでは人を救うことなんて出来ない、と。本気でそうなりたいと思っていました。なぜ、小さい頃からそんな問題意識を持っていたのかは自分でもよく分からないんですけどね」
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よくわからないけれど、酒井さんの千日回峰行の特集を見たことがキッカケになったと語っています。

子供には何がキッカケになるか、本当にわからない。だから親は子供にいろんな種をまいている。意図して子供に種をまくことも多々あるけれど、なにがキッカケになるかはわからない。

テレビかもしれないし、ネットかも知れないし、本や漫画や映画かもしれない。もちろん人との出会いもあるでしょう。

だから、あとは親はどんな種をまくのか、ですよね。また、種をまくだけでなく、その土壌についても考えておかないと、芽が出ないと嘆いている親が「腐った土壌」にせっせと種をまいている場合もある。

植物が発芽するには「水」「温度」「日光」が必要なことは小学校高学年ですべての人が習うことです。水が足りなければ、温度が低ければ、陽が当たらなければ、発芽はしない。

そういう意味では発芽っていうのはある種の奇跡みたいなもんです。ぜ~んぶないとダメなんだから。

子供の成長にも「水」「温度」「日光」に該当するものがある。それ抜きに何とか発芽させたいと無理して発芽させたら、のちのちエライことになりうる。親は心してかからないといけませんね。

大阿闍梨・塩沼さんが見たテレビに出ていたのはやっぱり大阿闍梨酒井雄哉さんですが、これは先日亡くなった高倉健さんが座右の銘としていた言葉「往く道は精進して 忍びて終わり悔いなし」を贈った方ですよね。

さて、大阿闍梨・塩沼亮潤さんが「同じことを繰り返す」「継続して繰り返す」と言っていましたが、前回ここで書いたこともそれと同じなんだと家庭教師ヴォックスは考えています。

大事なことなのでもう1回書きますが、

毎日30分の勉強を真剣にするとして1週間で合計3.5時間です。6日間勉強しない子供が追いつくために日曜日にまとめてやるとすれば3.5時間勉強すれば追いつける計算になります。

1日15分なら1週間で合計1.75時間。

毎日1時間真剣に勉強する子供なら1週間で合計7時間。
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1日30分勉強できない子供が1日3.5時間勉強するのは困難です。

1週目はそれでもできるかもしれないけれど、2週目は・・・4週目まではもたないというのが家庭教師ヴォックスの考えです。

毎日1時間真剣に勉強する子供に週末の1日の勉強7時間で対抗するのはたいていは負け戦です。これが毎日2時間の勉強になれば、週末の1日だけでやる勉強は14時間になりますので完全にノックアウト!

「習慣の壁」とでもいいましょうか。

中学受験でいえば小5の夏以降にやってくる「小5の壁」、中高一貫校なら高校内容が入ってくる「中3の壁」、公立中学から高校に入学すれば「高1の壁」が出現するわけですが、いずれもこの「習慣の壁」をクリアできないのが最大の要因といえます。

テスト前にチャチャッとやって処理できたことができなくなる量と質になるのが「壁」だから。

ゆえにたとえ同じ成績でも、

中学受験でいえば小5の夏前までの
中高一貫校なら高校内容が入ってくる中2までの
公立中学から高校に入学する場合は中3までの

確立された習慣がいかなるものかで勝負は決まってくるわけです。

はじまりは、今日やるべきことをキッチリできないことから始まる。

やるべきことをやっていないと、授業の内容が子供の理解の許容を越えて漏れだしてきます。最初は小さな穴だけれど、いずれそれは大きな穴になる。大きくなり過ぎると修復するのは「大事業」になります。

しかし、毎日1時間真剣に勉強できない子供が「大事業」の1日の勉強7時間はもはや不可能とならざるを得ない。決着はつきます、勉強面でね。

多くの勉強の相談はすでに「大事業」となってしまった大きな穴を1日1時間真剣に勉強はさせられないけれど、なんとかしたいという「途方のない」相談だったりする。

だけど、魔法はない。残念だけどないんです。

これも前回ここで触れたけれど「やる気があれば追いつける」確かにそうです、やる気さえあれば!

ただ家庭教師ヴォックス的にはここには注釈がつく。なにもしていない「0」の状態からでは、やる気があっても「追いつけない」可能性が高い。

家庭教師ヴォックスの新田が「勉強はしていませんでした」って言うとき、それは文字通り「0」勉強のことですが、成績がイイ子の「勉強はあまりできていませんでした」は「基礎しかやっていませんでした」と同義語。

これがアホな家庭教師ヴォックスの新田と賢い子の違いです。天と地ほど違うんだけど「あんまりできてないんだよなあ」という言葉は同じ。言葉は同じでも言っている意味が違うんです。

「壁」にぶち当たって授業の内容が子供の理解の許容を越えて漏れだしてきたとき、子供だけであれば、たいていは逃げ出します。だってできないことやるのイヤだもん!だからその穴は数ヶ月で一気に広がる。

でも、親か誰かが見張って観察していると、子供の理解の許容を越えて漏れだしたときに手が打てる。

それが家庭教師ヴォックスのテクニック的にいう「全部しなくてもイイじゃないですか。基本だけまずはきっちりやりましょうよ」ってことです。

「例題⇒基本⇒応用⇒発展」とあるならば、最低限「例題⇒基本」だけは押さえましょうよと。「応用⇒発展」まで手を付けて、それゆえに「例題⇒基本」が疎かになるくらいなら「応用⇒発展」はひとまず切り捨てよ!と。

学校も塾もカリキュラムにのっとって進んでいるから、理解ができなくなっているから「ちょっと待って」なんて言っても止まってはくれません。継続して延々と進んでいく。

その中にいるわけだから、「ちょっと待って」といっても止まってはくれないんだから、それだったら流れに乗ったままで「例題⇒基本」については「できる!」とした上で流れていきなさい、これが家庭教師ヴォックスの考え方です。

単元の「例題⇒基本」さえもできないままに流されていると漂流することになるから。

学校でも塾でも毎週習う「例題⇒基本」の問題数は何問ありますか?それは1日1時間勉強ではこなせませんか?

問題が発生したときになにもしていない「0」状態では解決の糸口さえ見つけられない。「0」はダメです。

「0」じゃない状態とは「例題⇒基本」は最低限頑張っている状態のことです。

戦いにおいて、限られた資源(時間)は集中と選択によって乗り切っていくしかない。資源(時間)が限られているのにあっちこっちやってたら全部が中途半端になって全滅になっちゃうから。

毎日1時間「真剣に勉強する」のその「真剣」とは子供の態度や姿勢ややる気のことだけでなく「何を選択して集中して」時間を投入しているかという「真剣さ」も問うています。

勉強なんて世の中のことに比べたらチョロイもんです。だって何をするべきかはもうわかっていて、どうするべきかもわかっているんだから。

必要なのは「水」「温度」「日光」、これさえあれば!

ああ、3つの条件がそろっても「土」が腐ってたらダメだからね。それはお忘れなく!

家庭教師ヴォックスは東海地区で19年近く活躍している家庭教師グループです。

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偏差値の壁を打ち砕こう!家庭教師BOX

 

こんばんわ!

家庭教師ヴォックスの平まなみ(まなみこ)です。

生徒さんがいつか一人で自分から勉強をするようにさせるための1つの方策は一定期間そばで見て約束を作り守り、習慣をつけ、勉強のやり方を身につけさせることだとおもいます。

加えてそれで成果が出る。

そこで終わらないで、あともう一押しそれを継続させるよう背中を押すのが1つだと思います。

このスパンは中学受験とか高校受験とか大きなイベントである入試を経るまでと考えたらいいでしょう。

受験勉強は入試に向けての勉強をしながら、次のステップ、中高一貫校とか進学高校で自分で頑張れる態勢作りの準備でもあるんですよね。

もう1つ、親や家庭教師がそばについて勉強を見ているときにラクでミスをしないやり方をアドバイスしてやるというのもあります。

たとえば、小学校5年生でこういう問題があります。
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縮尺2万分の1の地図上で8cmの道のりを、時速48kmの自動車で走ると(  )分かかります。
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まあ、だいたいできますよね、この問題は。

答えは「2分」です。ぜひお子さんに、これは小学生だけでなく中学生もぜひやらせてみてほしいです。

問題はこの手の問題を「どう解くか」と「何分で解くか」この2つです。

親や家庭教師はそばで見ていて、ここを見てやる。

これが自分で頑張れる態勢作りの準備になります。

この問題を解かせてみるとわかるけれど、一番多いのは「縮尺2万分の1の地図上で8cm」をコチャコチャと汚い字で計算し、出てきたcmをmに直しkmに直す・・・

問題を見たら、筆算のような、計算のようなことをごちゃごちゃ書き散らして正解を導く。こういうやり方をする子供が一番多いでしょう。

もちろん正解する。

ヨッシャー!ヽ(^o^)丿となるか。

もちろん、ならない。

こうした余白にそれぞれの計算を書き散らして正解を導くやり方では偏差値55までが精いっぱいと私たち家庭教師ヴォックスは考えています。

ものすごく頑張って勉強してもいって偏差値58まで。

正解してもです。

もしそうしたやり方でやり方はあっているけれど、計算ミスをするようなら偏差値55は超えられないです。

平均点のちょい上が精いっぱいのやり方といえます。

いや、ウチの子、やらせてみたら、確かに筆算のような、計算のようなことをごちゃごちゃ書き散らして正解したけれど偏差値は61ですという方がいたら、お子さんは次のステップで偏差値55まで下がりますと断言できます。

上の段階に行けばいくほど通用しなくなるやり方だからです。

じゃあ、偏差値55の壁を越える解き方ってどんな解き方か?

それは「式を立てて解く」ってことです。

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縮尺2万分の1の地図上で8cmの道のりを、時速48kmの自動車で走ると(  )分かかります。
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1つ1つをゴチャゴチャと余白に書いて計算しながら次に進むのではなく、まず式を立てて一気に計算して解く。これが偏差値60を突破する大きなカギとなります。

中学受験を目指しているが塾には行かず、放課後は友達と遊んで、夜に家で四谷大塚の予習シリーズをそれほど多くはない時間と勉強量でこなしているお子さんにこれを解いてもらうと、

ゆっくり丁寧に1つの式を立て終えたところで26秒
その立てた式を計算をして答えを書き終えて43秒

でした。

もっと早くしろ!といえば30秒は切ったでしょう。

でも、43秒で十分です。

この子の偏差値が62とか63くらいでしょうかね。

もし、筆算のような、計算のようなことを余白にごちゃごちゃ書き散らして仮に同じ43秒で正解したとしても、この問題を1つの式で表して解く子供には追いつけません。

これから受験学年になれば追いつけないどころか差が開く一方でしょう。そこにはイイ解き方と悪い解き方があるから。

イイ解き方というのは引出しにちゃんとしまわれている感じで、一方の悪い解き方はゴミ屋敷みたいな感じとでも言いましょうか。

子供が立てた式というのは理想をいえば式を見ながらその問題が言えなきゃいけない。だって問題を解くために式を立てたんだから。だから逆に式をみれば、その問題がどういう問題かがわかる。それが理想でしょう。

でも、多くの子供の答案を見てきましたが、自分が解くために書いた式や筆算や文字だけを見て、問題文が言えない。

そりゃ言えません、ごちゃごちゃと書き散らしているわけだから。

あれ、この計算はどっちの問題だっけ!?とかね。

どういうのがいい解き方か悪い解き方かは親にはわからないと思う方もいるでしょう。

なので「解く時間」を目安に考えたらどうですかと言っています。テストの大問1つで10分以上をかけられる問題というのは中学入試でも高校入試でもほとんどありません。

大問に3つの問いがあれば、単純計算で1つに3分ってところです。1番に5分かかったけれど、それがわかれば2番は30秒で解けたという問題があることは重々承知していますが、一問にかけられる時間は5分以上というものは多くはないです。

しかし、家で1問に10分以上かけている問題は多いのではないでしょうか。1回目で理解するということも含めて10分というのであればわかるけれど、それでもその問題はそのままにしておいたらいけない。

もう1回やって速く解けるようにしないとね(*^。^*)

家では「何分で解いたか」を目安に見て10分もかかっているようなら、もっとすぐれたやり方がるのではないかと疑って家庭教師の先生に聞いたらいいです。

「この問題、こう解いて正解できたんですが、もっとラクで速くできる方法ないですか?」ってね。

偏差値の壁は中学入試でも高校入試でも偏差値55の壁がもっとも厚くて高い壁です。

ただ偏差値57だからといってその壁を越えているとは限らない。

ものすごい勉強量と時間とお子さんの根性で無理やり越えている子供もいますので。そういうお子さんは受験学年になってからか、次のステップに行って苦労する。頑張っても頑張っても上がらないアリ地獄にはまる。

その1つの判定基準としてぜひ↑↑↑上記の縮尺の問題にチャレンジしてみてください。

まずは時間を計って自由に解いてみる。正解できたら、次は時間を計って式を立てて、できれば1つの式で解いてみる。それが43秒でできたら、一安心してもいいですよ。

そしてこれからの勉強は式を立てて問題を解く習慣にする。これを継続するには親の助力がいりますけどね。

頑張っても偏差値55の壁を越えられない方は悪い解き方をしてるんです。勉強では理由が明確です。

四角を丸くはできない。

やったようになるってわけです。

 

家庭教師ヴォックス・・・

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入試に向けた勉強:家庭教師BOX

こんにちわ!

家庭教師ヴォックスの丹羽です。

 

今回は、高校受験に向けた時間の使い方についてのお話となります。

ただ、中学受験の方も、塾や家庭教師の先生との付き合い方のヒントとなる話ですので、どうぞお付き合いくださいね。

さて、多くの中3生たちがこの時期、大変な毎日を送っています。

毎月実力テストがあるけど、志望校の合格圏内はまだまだといった状況。

家庭教師ヴォックスの丹羽もこれまで

「苦手科目をなんとかしないと!」

とようやく焦り始めて日々を過ごしている中学生を多く見てきました。

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「だからもっと早くから~」
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なんて、ついつい口から出てしまうのですが、もうこの時期からはこれらの言葉も禁句となりますので、グッとこらえて口から出てきた言葉を飲み込みます。

そんなことよりも、受験までの残された時間をいかに使うか?

逆転を狙った勉強は、時間の使い方にかかっています。これは、高校受験だけに限ったことではありません。受験生全員にいえることです。

そんな中で、家庭教師ヴォックスの丹羽の経験から「時間の使い方が特に難しい」と思っているのが公立中学の生徒たちです。

中学受験や難関私立高校を目指しているのであれば、塾ではたいてい夏休み前ぐらいに全範囲の勉強が終わります。

習うことを習えば、あとは、復習の繰り返し。

しかし、公立中学校の場合、9月以降もまだ新しい単元を学習していきます。それも習うのは入試ではメインになるかなりの最重要単元だったりします。

進度が遅い学校では、1月の終わりになっても、まだ全範囲を習っていないなんて学校もあります。

全部習ってからでないと過去問なんかもやりづらい。でも、習うまで待っていると、入試演習で訓練する時間があまりない・・・

公立中学の生徒には、本当にジレンマの時期なんですね。ぜひそのことを親はわかってあげてほしいと思いますし、だからこそ、親や家庭教師が手助けすることもあるとヴォックスは思います。

そんな彼らにとっては、今は、
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受験勉強 = 新しい勉強 + これまでの復習
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となる。これはキツイです。

さらに、総復習しようにも、「新しい勉強」の定期テストもあるし、それらの点数は内申点として自分の持ち点になったりするから手が抜けない。

しかし、現状では、苦手教科が足を引っ張り、思うように模試の点数が伸びない!

そんな方いませんか?

課題は「苦手科目の勉強」。当然、家での勉強は「苦手科目の勉強」が中心です。

でも、学校ではどの教科も新しい勉強を習い続ける毎日。新しい単元がまだまだ次から次へと出てきます。

「新しい単元なんてやってられないよ!」

これが、彼の、いや彼らの本音です。

そこで、ある作戦に出ることにしました(◎_◎)

きっと皆さんも身に覚えがあることです。

それは、
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授業中に「内職」をする
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授業中に他の教科の勉強をするんですな。

やってました?

家庭教師ヴォックスの丹羽も内職派でして、授業は聞かず、自分のやりたいことを延々とやっていました。丹羽なんかは、独自の偏見から「この先生の授業はためにならない」なんて理由をつけて、内職をしていました!!

別に、他の生徒たちに迷惑をかけるわけでもありませんから、罪悪感はありません。

それよりも、自らの意志で計画して内職することで「俺って受験生なんだ!」「俺って頑張っているんだ!」なんて自負していたかもしれません・・・

し、し、しかーーし、実は、これが大きな落とし穴なのです(>_<)

内職派の子供達には、よくよく注意をしてあげてほしいのです。

というのも、
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内職は非常に効率の悪い勉強である
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ということなんです。

やってる本人は、とても充実してるのですが、勉強の効率を考えるとすべきではありません。

どういうことか?
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「乗っかった勉強」は効率が良い
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???ですか。

乗っかった勉強とは、先生の授業に沿った勉強をするということ。授業の流れに、乗っかるという意味ですね(^_^)

内職というのは、授業を無視するわけですから、流れに逆らうことになります。また、内職は授業をしている先生の視線も気にすることになります。

なんでもそうですが、流れに逆らうのは、効率が悪くなります。あれもこれもしなくてはならないハズなのに、効率が悪いことをしていたのでは、もったいないですから。

えっ、受験のためにためにならない授業、たとえば副教科での内職ダメかって!?

その授業が入試にまったく関係ない科目であれば、話はまた違うでしょうが、内職をする授業が入試科目であれば、家庭教師ヴォックスは内職をオススメできません。

入試に出題されるかもしれない「新しい勉強」をそっちのけにして、「これまでの復習」や別の教科をいかに内職しても、いずれ自分で「新しい単元」の勉強をすることになります。

自分でやったほうがイイ!これは家庭教師ヴォックスの丹羽が当時思っていたことですが、この勉強は、非常に効率が悪いです。それよりかはもっと効率の良い勉強を選択すべきです。

では、効率の良い勉強とはどんなものか?

効率の良い勉強とは、授業の流れに乗って、受験まで見直す必要がないくらい集中して勉強をすることです。

とにかく授業をシッカリ聞いて、もう家で復習しなくてもいいくらいまでやってしまうわけです。

もっと極端に言うと、授業で要点を習ったら、その授業時間内に演習をやり、入試レベルの問題まで解けるよう一気に勉強してしまう。

理想としては、これを目指すべきなんです。今習っていることを、その場で狭く深く追求する。

入試レベルにまで授業内でいくのはかなりの上級者ですが、演習をやりきってしまう子供達は意外といますからね。

受験3ヶ月前ぐらいになると、家庭教師ヴォックスの丹羽はこんなことを言います。
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見直しをしなくていいように頭にいれておけよ!
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もう2度と見ることがないつもりでやれよ!
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これは、3ヶ月以内に習ったことであれば、子供たちは案外覚えていますから、受験までに再確認をしないつもりで、その場でケリをつけるつもりで勉強しろと言っているわけです。

できるかできないかは、また別の問題で、そういう意識を持っているかどうかは勉強の効率に実に影響するわけです。

実際に、高校受験でも、中学受験でも、入試で出題される範囲は膨大な量になります。

だって、3年かけて勉強してきた量ですからね(^_^)

この量を受験までの3ヶ月で、全部見直すなんて、どだい無理なことなのです。どこかで「これが最後の確認!」としていかねばなりませんし、実際には「あれが最後の確認だったな・・」となる。

これからやることは、もう入試まで出会わない可能性もあるわけですよね?

だからこそ、「人から習った内容は頭に入りやすく、忘れにくい」という特性を活かして、今、その場で「最後の確認」まで済ませてしまうのです。

さっきも書きましたが、現実的には、「最後の確認」をやる際に、できるだけスムーズに終われるようにやっておくという感じですけどね。

もう自分で考え抜いて考え抜いて問題を解く時期ではありません。そんなことをしていたら、入試に間に合いませんから。

同じことが、中学受験の場合ですと、「受験3ヶ月前の塾・家庭教師の利用法」にもいえます。

受験も3ヶ月前になると、苦手教科、苦手単元の克服を最優先にすべきですが、他の教科・単元だって「最後の確認」をしていかねばなりません。

この最後の確認に、塾の授業を利用すれば、「乗っかった勉強」となり、家庭学習よりも効率を上げることができるのです。

逆にいうと、授業に乗っかれない子供はものすごいロスをしていることになります。逆転は不可能かも・・・ていうくらいに。

現実的には、入試の授業だけど、乗っかれないものもあるでしょう。しかし、時間のない受験生は、できるだけあるものを利用して、そしてできるだけ塾や授業に乗っかっていく作戦を立てる。

これしか効率よく乗り切る方法はありません。

いいですか!!

ということは、逆に、すでに確認済みの勉強を授業で聞いたりするのは、無駄であるといえるわけです。

また、目指しているレベルよりもはるかに上のレベルの授業を受けたりするのも、その授業に参加する意味はないことになります。

特にこれから冬期講習の受講があります。

が、何も考えずに、与えられたものを何も考えずに全部取って朝から晩まで塾に行っています!なんていうのは愚の骨頂だということです。

あなたが今受けている授業は乗っかるべきものですか?
その選択をした上でのことですか?

ということですね。

家庭学習を死ぬほど頑張る!これは当然です。親も家庭教師もフル稼動でその手助けをする。しかし、これからはさらに効率を上げるべく、乗っかる授業と乗っからない授業を選択する。

乗っからないと判断した上で、内職するなら、それは大いにしたらいいです。そのことをこれからは考えておくべき時期なんですね。

秋からグングン伸びたとか直線で伸びたとかよく合格体験記であるわけですが、それは家庭学習のみで達成される可能性は低いです。

家庭学習+授業の有効利用、それが最短で効率的な道であり、そのあたりを見極めながら、入試に向けた勉強を進めていくべきなのです。

さあ、年内あと2ヶ月!

ただ頑張るのではなく、合格の道筋を見据えて頑張る。

悔いのなき入試にするために!ファイトだ!!ヽ(^o^)丿

 

t-vox.jp

さあ、10月!白黒つけちゃいますよ!

こんにちは、家庭教師ヴォックスの三輪です。

皆さんご存知のように公立小中高校で『脱ゆとり』、いわゆる新学習指導要領が

小学校:2011年(平成23年)4月から
中学校:2012年(平成24年)4月から

完全実施になりました。

『脱ゆとり』とか新学習指導要領といっても、親の方の感覚でいえば自分たちの学生時代と同じところに戻ったという感覚でいいでしょう。

当たり前といえば当たり前ですが、「ゆとり教育」というなにげない言葉は入試問題の難易度を大きく作用するんですな。

中学校での2012年4月からの新学習指導要領により、数学は現在の中3生以降はこれまでの「数と式」「図形」「数量関係」の3つの領域から「数と式」「図形」「関数」、確率・統計に関する資料の活用「資料の活用」が新設され、4つの領域となりました。

つまり増えた。なにが増えたのか?

新学習指導要領実施により中学校で新たに指導することになった内容は・・・
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●印・・高校から中学校に移行する内容
◎印・・中学校で新規に指導する内容
○印・・中学校の学年間で移行する内容


中学1年
●数の集合と四則計算の可能性 ←高等学校「数学1」から
●大小関係を不等式を用いて表すこと ←高等学校「数学1」から(一部)
●球の表面積と体積 ←高等学校「数学1」から
◎簡単な比例式を解くこと
◎平行移動、対称移動及び回転移動
◎投影図
●資料の散らばりと代表値 ←高等学校「数学基礎」、「数学B」から
○関数関係の意味 ←中学校第2学年から


中学2年
○円周角と中心角の関係 →中学校第3学年へ


中学3年
有理数無理数 ←高等学校「数学1」から
二次方程式の解の公式 ←高等学校「数学1」から
●相似な図形の面積比と体積比 ←高等学校「数学1」から
●いろいろな事象と関数 ←高等学校「数学1」から
●標本調査 ←高等学校「数学基礎」、「数学C」から
○円周角と中心角の関係 ←中学校第2学年から(一部、高等学校「数学A」から)
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これだけ増えたら入試問題の作り方のバリエーションはさらに多くなり、問題は難しくもできます。

図形の問題なんかは難しくなるよ~(ー_ー)!!

習うことが増えたらさまざまな組み合わせが可能になるので問題のバリエーションは比例で増えるんじゃなくて2乗で増えるくらいなもんでしょう。

ゆえにすでに書いたように公立高校入試における数学は3年前と比べても断然難しくなっています。「カンタンで絶対に落とせない問題」でさえ難しくなった。

こうした難易度が高くなったテストや入試、これは中学入試についてもそっくり当てはまりますが、問題選択と時間配分がものすごく重要になります。

取れる問題を的確に選択して確実に取る!

このテクニックは訓練しないとできませんから受験生は実力を蓄える勉強とともに入試対策として的確な問題選択と時間配分ができる練習が必要になります。これが入試演習の目的ですね。

こうした訓練は過去の入試問題とかを時間を計ってやり、答え合わせののちこの問題選択で良かったのか、この問題は捨ててよかったのか、この問題にこれだけの時間をかけても良かったのか、検証してまた試すの繰り返しが必要です。

家庭教師のヴォックスは受験生を応援しています。


さあ、10月!白黒つけちゃいますよ!明確にね!

 

家庭教師ヴォックス

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夏休みが終わって・・・(家庭教師VOX)

こんにちは、家庭教師VOXのタイガー加藤(加藤大我)です。

今回はタイガー加藤が「ブログ」を担当させていただきます。

どうぞお付き合いください。


さて、夏休みも終わり学校がはじまりました。

高1の生徒さんに「久しぶりに友だちと会ってどうや?」と聞くと「久しぶりな感じがしないんだよなぁ」と言うわけです。

部活なんかで夏休み中に何度も会う連中なら久しぶりではないでしょう。

でも、夏休み明けに1ヶ月ぶりに会うクラスメイトはいるはず。

なのに久しぶりな感じがしないという発言にはちと違和感が。

でも次の言葉で納得です。

「Lineで話してるし」

文字情報だけで話はしてないやろ!と言うのはグッと我慢して、そういうものかと収めたのでありました。

Twitterで日々つぶやいてる連中もいるらしく、チェックすればどんな様子かはLineで話さなくてもわかると言います。

姿を見なくても、声を聞かなくても様子がわかる。

自分の学生時代を考えると理解できないわけですが、大人ですら仕事の連絡をLineで取ったりするわけですから、子供たちがコミュニケーションツールとして使うのは不思議な話ではありません。

要は、使い方なんですがね。

なんだってメリット、デメリットがある。

当然、家庭教師として気になるのはデメリットですよね。

スマホを例に挙げると勉強しなくなる、成績が下がるといったデメリットが問題になっています。でもねえ、これだけ普及してしまうと「スマホはダメ!」なんて拒否するのも難しくなってますよね。

個人的に今考えているのは、スマホを勉強に使えないかなぁと考えています。つまり、メリットを増やす作戦というか。

要は、使い方ですから。

しかも、親のとってもメリットにできないかと。いろいろとスマホの機能を勉強に使えないかと実験もしていこうと思っています。

たとえば、ストップウォッチ。

家庭教師VOXではキッチンタイマーをお勧めしていますが、スマホには標準装備の機能ですしアプリも無料でいろいろあります。

自分のお気に入りのストップウォッチなら勉強するときに時間を計るのも嫌がらないかなとか。

単語帳だってアプリがある。

要は、使い方ですから(3回目)

あと、注目しているのはカレンダー機能。Googleカレンダーと同期させれば家庭教師と生徒さんで決めた「本日の勉強」を共有できます。

いちいち家庭教師や親が確認しなくても「済」までわかる。

とかとか、いろいろと使い方があると思っています。

成果があればまた他でも紹介する予定です。

もし、すでに成果が出てるよ!という方がいらっしゃれば是非とも教えて欲しいです。

 

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夏は一気に勉強をやるべし!家庭教師のヴォックス流

家庭教師のヴォックスです。

夏休みだなって思ったらもう8月になっちゃいましたね( 一一)

これからお盆休みもありますし、中だるみしてくる時期ですから、親の方は最も気を遣う時期ですね。

何が怖いって、中だるみするのが「親」だったりしますからね。

夏休み前の体験学習では
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夏休みは、集中して時間がとれる
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唯一のチャンスとして、「夏休みという時間の本当の意味」を知ってほしくて、そのお話しをさせて頂いておりました。

今回は、夏休みの宿題から見えてくる「親のかかわり方」についてお話したいと思います。

特に、休み明けに宿題を範囲にした課題テストがあるなど、夏の勉強の成果が問われることを前提にした勉強のやり方についての話になります。

よって、小学校の低学年や中学受験を目指す方の毎日習ってその日に復習する場合などには必ずしもあてはまらないことをお含みの上、お読み下さい。

それでも範囲の広い模試などの勉強には効果的と思いますので、ぜひそのあたり、わが身に当てはめてお読みください。

この時期、あちらこちらで聞こえてくるのは、宿題について。

「学校の宿題は、もう済んだ?」と子供を見れば尋ねる大人たち。

なんていう家庭教師のヴォックスのスタッフ達だって、ついつい聞いてしまいます。

ただ、ヴォックスの場合、聞くのは、子供ではなく、親の方々ですけどね。

「宿題は、予定通りに進んでいますか?」

さて、皆さんは何とお答えになりますか?

圧倒的に多い答えは、これです。
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いや~、なかなか予定通りに進まなくて…
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えっ、当たり!?(◎_◎)

実は、この質問で家庭教師ヴォックスが確かめることは、2つあります。

1つは、
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親の責任として、予定をちゃんと進めようとしているか?
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これは、このブログの読者の方ならわかりますね。

予定通りに進まなくなったのは、今ではありません!

もっと、何日も前から予定通りには進まなくなっているハズ。その時点で、何も手を打たず、そのままにしておいたのは親自身です。

「様子を見ていたのですが…」なんて言うのは単なる言い訳。

期限が迫ってから「なぜ、できてないの?」と嫌味をウジウジ言うぐらいなら、予定が進まなくなったその時点で指摘してやることです。

このタイプの親だと、成績アップは一段と厳しくなります!

さて、これからが本題。

家庭教師ヴォックスが「宿題は、予定通りに進んでいますか?」と聞いて確かめる2つめのことです。

これが、今回のテーマ。

それは、
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どんな予定だったのか?
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つまり、ここまでの勉強をどのように進めてきたかを確かめるためです。

たとえ、親がしっかりとお子さんの勉強を管理していても、予定の立て方に問題があれば、うまくは進みません。

質問を通して、果たして

◆親の管理に問題があるのか?

それとも

◆予定の立て方に問題があるのか?

を確かめているわけです。もう少し具体的に話をしていきましょう。

今、夏休み明けの課題テストの範囲として、数学の宿題が60ページあったとします。その結果、60ページの宿題であれば、夏休みを少なめに30日として計算する。

なので、「毎日2ページずつやる」という計画を立てる。まあ、よくやる勉強のやり方ですよね。

でも、この計画の立て方を家庭教師のヴォックスは問題あり!!と判定します。

そう、
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勉強は、毎日少しずつやる方が良い!
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という考えのモトに立てた予定、また、この勉強のやり方こそが問題なのです。

より大きな成果を狙う場合、毎日ちょっとずつ範囲をこなしていく勉強では無理があります。

つまり、
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勉強は、まとめて一気にやる方が良い!
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ということです。

???ですか?

よく「コツコツ勉強することが、成果を生む」と言います。これは事実。本当です。

でも、多くの方はその意味を取り間違えているのです!

コツコツ勉強するとは、毎日休まず勉強をするということです。それは、1つの範囲を何日にも分割して勉強していく勉強とは異なります。

いいですね?

より成果を上げる勉強とは、60ページの宿題をできるだけ短期間で終わらせることなのです。

ということは、1日に何教科も勉強することは難しくなります。その結果、今週は「数学と社会だけの週」なんて予定になります。

いかがですか?

なんだか、雑な勉強に思える方もいるのではないでしょうか。この話をヴォックスは子供たちにすることがありますが、子供でも異議を唱える子がいます。

その子の言い分は、こうです。

「まとめてやると、忘れてしまうから意味がない!」

つまり、夏休みのはじめ頃にやった範囲は、1ヶ月も前のことなので夏休み明けのテストの頃には忘れてしまうと心配なのです。

そうなれば、またやらないといけなくなって、それじゃあ「意味がない!」と子供は言うんですなあ。

そんな時、ヴォックスはこう言います。
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忘れたら、もう1回やればエエやん!
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「そんな時間ないよ!」

まあ、こう言って、子供はムキになって反論します。読者である親の方でさえ、そう思っているかもしれません。

仮に数学の宿題が60ページをやるときに、6日かけてやったとします。1回目ですね。そして、時間が経ち、もう忘れたとしましょう。

では、時間が経過したあとで、2回目もやるとして、果たして1回目と同様に6日必要か?

そんなことはありません。個人差はありますが、2回目に同じ6日など必要ないのです。

半分の3日、いや1ヶ月前程度のことであれば、もっと短期間で思い出すことができるはずです。

それよりも、やっかいなこと!

それは、「毎日2ページずつやった」場合です。

1日2ページで30日かかった。このやり方でやると、実は、1ヶ月前の忘れた内容を思い出すのにもかなり時間がかかります。

この場合、本当に忘れていることもあります。なぜなら、「流れを忘れてしまうから」。

まとめて勉強したときは、暗記事項は忘れても、流れは身についている場合が多い。

その反面、毎日少しずつやる勉強では、一番大切な流れについて定着せずに進む可能性が高くなります。

つまり、同じ量の勉強をしても、やり方を間違うと、今度は再度復習するときには、思い出す勉強がロスとなるわけです。

同じ頑張っても違う結果!!これは一大事です。

あなたは「1週間60ページ」派ですか?

それとも「30日毎日2ページ」派ですか?

成果が出るから、子供はさらに頑張る!これが基本です。

この夏休みの勉強のやり方、7月末までの流れを確認して、8月に臨みましょう。

同じように机に座って勉強したのに、あの子はイイ点!我が子は??では困りますから。

あなたの勉強のやり方を再確認してください。

 

家庭教師のヴォックス(家庭教師のVOX)では東海地区の勉強のやり方が分からない方や、もしかしたら間違ってるかも・・・?って悩まれてる家庭の味方です。

何かあれば何でも相談乗らせていただきますのでお気軽にお問合せください。

 

            

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家庭教師のVOX(学力より優しさが大事?)

こんばんわ!

暑い日が続きますね(-"-)

家庭教師のVOX、前田成斗(ナルト)が書かせてもらいます。

 

先日、読売新聞に保護者意識調査の結果が出ていました。

2014年05月09日 読売新聞
「学力」より「優しさ」が大事
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20140509-OYT8T50038.html

この調査は、マナーに関する意識を調べる目的で5都県の小5~中3生とその保護者を対象に実施したものだそうです。

この記事のうち、意識調査の数値結果を紹介します。

2014年05月09日 読売新聞
「学力」より「優しさ」が大事
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保護者に「育てたい子ども像」について九つの類型を示して尋ねたところ、「とてもあてはまる」とした回答の割合が最も高かったのは、

「心が優しい」で83%。

「社会のルールを守る」が82・4%で続き、
「勉強ができる」は22・4%に過ぎなかった。

ところが、中学生に「なりたい人物像」を同じ類型で尋ねると、

「勉強ができる」を「とてもあてはまる」とした割合が最も高く、68・8%。

次が「社会のルールを守る」で63・4%だった。


「マナーを学ぶべき場」を尋ねた設問では、保護者の9割が「家庭」を選んだ。

一方、中学生に「マナーをよく教わる場」を聞くと、「家庭」(44・6%)と「学校」(42・9%)が拮抗きっこう。具体例として「道徳の授業」のほか「部活」を挙げた生徒が多かった。
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どうですか? 調査結果は親のあなたの感覚と合致するものになっているでしょうか。

この数値に対する香川大教育学部の加野芳正教授の分析は記事を読んでくださいね。

家庭教師のVOXでずっと働いてるナルトの感想を述べます。

「勉強ができる」と「社会のルールを守る」は大部分のところで重なり合います。つまり、ルールを守る意識があるから勉強もできるようになる。

逆に言えば勉強ができるようになりたい場合はルールは守らなくちゃならない。これが成立するのではないでしょうか。

ルールは守らないけれど勉強ができる・・・なんてことは、確かにあるけれど、特に学年が上がれば上がるほど少なくなっていきます。淘汰されるんですよね、ルールを守らない子供は。

また、この新聞記事では一番最初に見出しとして「学力より、人間力?。」としたうえで
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小中学生と保護者を対象に香川大教育学部の加野芳正教授が行った意識調査で、親は子どもの将来像について「勉強ができる」ことより、心の優しさや規範意識を重視していることがわかった。
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とあります。これはおそらくこの記事を書いた記者の見解と思われますが、どうしてこうやって「勉強ができる」と「心の優しさや規範意識」は対立していると考えるのでしょうかね?

実際にそう思っているのか? そう書くほうが読者を引きつける? 「学力より、人間力?。」と書くほうが高尚に見えるから?

さっぱりわからんです。

すでに書いたように「勉強ができる」と「規範意識を重視」は実に相性がいいものですし、また「心が優し」くて「勉強ができる」子供をたくさん知っています。それは十分両立できる。

というか、それを目指すべきでしょう。「成績は悪くても心が優しい」では希望する大学にも行けないし、希望する就職もできないですよ、実際のところ。

そして「心が優しい」を勉強をする過程で学ぶことは十分可能ですし、勉強を頑張っていくなかで「心が優しい」という意味を知る題材はそこら中に転がっています。別々に考えないことです。

このブログでは「成績がイイ子」という言い方を使っていますが、これは「勉強ができ」て「心が優しい」子供のことですからね。

ハイ、ちゃんと両立できますから、皆さんが翻弄されないことを祈りますし、ぜひ両方を目指していきましょう。両立を目指さないと「勉強だけできる」じゃあ、先で困るんですから。

実際、順番にもいろいろあって「勉強ができる」ようになったことで「心が優し」くなった子供も山ほど知っています。

たとえば、子供は他人よりなにかがよりうまくできるようになるとつい自慢します。鼻高々になったりもする。それが進めば傲慢に、そして嫌われます。

途中で気づけばいいんですが、気づかなければ、他の子どもに「お前こんなのもできないのかよ!」なんて言ったりもするでしょう。

でも、そういうことを言う子供は、すぐにそのあと「こんな問題ができなくなる」んです。不思議なんですが、本当にそうなんです。

それはたぶん一言でいえば「舐めている」からだと思います。ちょっとできることを「すごくできる」と勘違いしているだけなんですよね。

クラスの中ではすごくできるかもしれないけれど、学校ではどうか? 塾ではどうか? 県内ではどうか? 全国ではどうか? そういう視点は全然ないんですよね、子供は。

だから親が教えるんでしょう。「お前さあ、これくらいでできるなんて思ってたらウンコだぜ」そう親が言うわけでしょう。

言わない親もいますよ。そういう子供は1つ外の世界に出たら、やられるわけですよね、あっさり。コテンパンに。

ただ外に出なかっただけだから。

小学生の時、校内のソフトボール投げで50メートルくらい投げたら、すげぇー!となった。で、市の大会に出たら70メートル投げたのがいた。ガックリ・・・そういうもんでしょう。

校内の成績で人をバカにしてたら、1つ外に出たら今度は自分がバカにされるんです。県の大会に出たら、全国の大会に出たら、もっとひどい目に合うでしょう。

初めは自慢して、鼻高々になって・・・ここまでは誰でも経験します。この先、傲慢になって嫌われて・・・この過程へ進むのは親も周りの大人も教えてくれなかった子供だけです。

だって1つ外の世界に出たらわかるもの。全国模試を受けたら自分の自慢がどういうものだったかすぐわかっちゃう。

その体験や経験が「人を優しく」するわけでしょう。

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己の欲せざる所は、人に施すなかれ
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を実生活で知ることになるわけです。

また、先に書いた「舐めている」というのは裏返せば「謙虚でない」ってことです。謙虚でなければ、まず人の言うことが聞けなくなる。

勉強って、まずは人の言うことを聞く、教えてもらうことで成り立っているわけですから、それができないでどうして勉強ができるようになるか。ならないですよね。

もちろん勉強は教えてもらって、そのあとでどう処理するかも関係してくるけれど、教えてもらう部分が壊れたら自力では・・・そう、高校生くらいになると、まったく処理できなくなる。

人の言うことが聞けなくなると、人には優しくなんてできない・・・じゃないでしょうか。


だからね、これらは
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「心が優しい」
「社会のルールを守る」
「勉強ができる」
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おおむねセットなんです。別々のものじゃなくて、セットで考えていくべきだし、セットで考えられた人がずっと「成績がイイ子」で進んでいける。

勉強面において、小学生で脱落する子供、中学生で脱落する子ど、高校生で、大学生で脱託する子供がいると思いますが、この3つが学年が上がるほどより精度よくセットで上がっていかなければ、成績は維持できない。

だから、この3つはバランスよく追い求めていくべきものですよね。3つのうち、「勉強だけできる」という子供もなかにはいるけど、そういう子供は大学か社会に出て脱落しますから。

この3つは「勉強ができる」上においては実に相性が良い者同士ですから、どうか3つセットで、あとは各家庭の加減でバランスよく追い求めていってほしいと思います。

受験勉強っていうのは、よく他人を蹴落とす競争だって言われるけれど、実は自分との闘いですからね。他人に蹴って落とされるんじゃなくて、自分で勝手に脱落していくものです。

すべての結果は自分との闘いの結果。だからこそ、一度くらい受験に敗れても復活できるし、浮かれた者は次に脱落する。他人は関係ないんです。

家庭教師のVOXでは愛知、岐阜、三重で20年以上家庭教師を派遣してるグループです。

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