掛け算の穴埋め問題について(家庭教師ヴォックス)
こんにちわ!
家庭教師ヴォックスの前田(ナルト)成斗です。
先日、管理で小3の生徒さんの家に訪問した時に学校の勉強はいつも100点の子供を見てましたら、こういう問題をやっていました。
掛け算の穴埋め問題です。
□9□
× □3
--------------
□6□1
□5□8
----------------
3□5□1
小3であれば、学校ではまだ習っていないわけですが、掛け算の
筆算をすでに取り組んでいる方も多いはずです。
断っておきますが、だからといって、今やっていない方が焦る必
要はないですよ。
今もっている知識でもっとやることはいくらでもありますから。
どういうことか?
この問題、小3の生徒さんがウンウンうなって考えているわけです。
考えるのはいいんです。
で、ヒント出しながらちょび聞いてみると...(◎_◎)
なにが...(◎_◎)かというと、この問題、見てもらったら分かる
とおり、最初に「3の段」の九九で一の位に「1」がくるものを
探しますよね。
そう、「3の段」で一の位に「1」がつくのは、「3×7」です。
なので、問題の一番上の右の空欄には、「7」が入ります。
まあ、そんな答えなんかはどうでもいいんです。
それよりこのお子ちゃまは、「3の段」で一の位に「1」がつく
九九は?となにかなと考えるときに、
「サンイチガイチ、サンニガロク・・・」
と順番に上がって、
「あっ、サンヒチニュジュイチね」
とやっていたわけです。
言っていること分ります??
その他の九九も全部順番にやっていって見つけるわけです。
すぐに「3×7=21」が思い浮かばないんですなあ。
もちろん九九はちゃんとできている。
最初はいいんですよ、できなくても。
それに気づけば、九九の中で、すぐに飛べるように練習すればい
いわけですから。
でも、今はすぐに「3×7=21」に飛べないわけです。
で、このまま九九はできるけど、一気に飛べないまま、学年が上
がるとします。
小3で九九ができる子供で、順番に探す子供と一気に飛べる子供
では、明らかに問題を処理する速度が違いますよね?
学校のテストでは、こういう問題は出ないかもしれません。また
テストの時間に割と余裕があるからできてしまう場合もあるので
差が見えにくいのかもしれません。
でも、現実には明らかに問題を処理する力に差があるわけです。
つまり、それが学年が上がったり、中学校になったりしたら、出
るわけでしょう。
おかしいなあ、九九はちゃんとできているんだけど・・・
そうじゃなくて、九九を覚えたら、それをいかに使えるかの部分
にまで踏み込んでやっているかどうかの違いです。
これなんかが小学校では常にイイ点数を取っていたのに、学年が
上がったら、急に通用しなくなったりする一例です。
これは最近目にした例を書いただけで、おそらくいろんな場面で
同じことが起こっているはずなのです。
だから、学習指導要領の内容でも、その中にいろんな応用がある
というお話です。
じゃあ、これに気づけるのは誰ですか?といえば、親か家庭教師しか
いないでしょう?
カンタンなことをいかに深めて考えていけるか?
それがとても大事なことですよね。
家庭教師ヴォックスでは小学生、中学生は1時間1500円の指導料で
徹底的に勉強のやり方から指導しています。
ぜひ私たちの力量を試してみてくださいませんか!?
家庭教師ヴォックス